Hello, there!
今日は help の使い方。子供が慣れるのに使っているかわいい本もご紹介します。
help は to 不定詞も、原形不定詞もどちらもとりますが、今回のメインは原形不定詞。
これに子どもがドンドン慣れます。
中学生くらいで、ビートルズの「help!」の意味もとれるようになって、なかなかカッコいいのですよ。
* この記事は以前の「~するのを手伝う」 の記事を「help 」に焦点をあてて修正したものです。
「help +人」後は to 不定詞も動詞の原形のみもOK
help は後ろに目的語 ( 人、モノ ) が来る動詞。
I helped my sisiter.
私は妹を手伝った。
これに to 不定詞 をつけると
「妹が~するのを手伝った」という意味になります。
I helped my sister to cook dinner.
私は手伝った 妹が 料理するのを
want, ask, なども同じ形でよく使われます。
Do you want me to go with you?
( 私に、あなたと一緒に行ってほしいの? )
I asked him to call John later.
( 私は彼に、あとでジョンに電話するよう頼んだ )
ところが help は動詞の原形もとります。
< 例>
He helped me bring out the chairs.
彼は、私が椅子を運び出すのを手伝ってくれた
He helped me decorate our classroom.
彼は、私が教室を飾るのを手伝ってくれた
( 優しいね )
この使い方は文法書「Grammar in use」の中にも記述があります。
After help, you can use the verb with or without to. So you can say:
Can you help me to move this table? or
Can you help me move this table?
--Grammar in use より
help は、to動詞の原形、または動詞の原形のみのどちらもOK。
英検や本の中でも「help +人+動詞の原形」をよく目にしますね。
「総合英語 be 」によると「to 不定詞より、一緒にその行為をするニュアンスが出る」ということです。
子どもが help+人+動詞の原形に慣れるワーク本
私が気に入っているのは、スカラスティックのワーク本です。
" 100 WORDS KIDS NEED TO READ by 1st GRADE "
SCHOASTIC
ここには、この形の文が何度も出てきます。
例えば
" Help the dog find its bone."
犬が骨を見つけるのを手伝ってあげて
" Help me find my cat ! "
私の猫を見つけるのを手伝って!
それぞれ、かわいい迷路の題名なのです。
中学生になったら、迷路は ( やってもいいけれどね ) さておき、題名やディレクションを読むために使います。
上の例文も、目的語が他者だったら「手伝ってあげてね」ですが、「me」だったら
「手伝ってください」となりますね。
そのあたりを子供たちと確認しながら、進めることができます。
複雑な文を理解できるようになると自信がつくようです。
" Help the frawn cross the stream to its mother."
子鹿が、お母さんのところへ行くのに小川を渡るのを手伝ってあげて
素晴らしいですね。
単語やダイレクションは3級レベル
この本は、ネイティブの幼児が文字を読めるようになるためのワークですから、対象となる単語は易しいものが多いです。
こんな語も混じっています
例:
chores お手伝い
knight 騎士
described 説明された
figure out 見つけ出す
science experiments 理科の実験
ディレクション ( 指示説明 )は、ちょうど英検3級程度。
help を使った文で、もうひとつ引用してみます。
Help the space creature fly home.
Draw a line connecting the words I and am to get to the planet.
--100 WORDS KIDS NEED TO READ by 1st FRADE より
「宇宙人が家に帰るのを手伝ってあげてください
その星につくように「I」と「am」をつないでいる線を描いてね」
現在分詞や不定詞、home を副詞として使う ( fly home ) などに、楽しく、多く接することができます。
中学生になったらHelp! を歌ってみよう
「help 人 原形不定詞」に慣れるころには、英検も視野に入っていることでしょう。
中学生になっているかもしれません。
たまには気晴らしに、歌を歌ってみるのもいいですね。
うちではビートルズの「Help!」を選んでいます。
Help me if you can, I'm feeling down
And I do appreciate you being 'round
Help me get my feet back on the ground
Won't you please, please help me?
「できたら助けてほしい
がっくりしちゃってるんだ
君がそばにいると本当に嬉しいんだ
ちゃんと立ち直れるよう手伝ってほしい
どうか、助けてくれないか?」
中学生は、こういう歌が胸に響くお年頃。
get my feet back = ( 病気などから ) 回復する
辛いときってあるよね。そういうときには、Help! って叫んだっていい。
私が中学生の時 ( おっと、40年前?? ) 「yesterday」を授業で歌いましたが、つい最近も「let it be 」を歌ったと生徒さんが言っていました。
「なんか、はまったわ」と。
いつの時代も、ビートルズの歌は若い心を掴みますね。
まとめ
子どもにとって「語順」は、英語を理解するのに大切なポイントです。
どんなに長い文もあきらめずについていけるのは
・ある程度単語力がある
・接続詞の意味に敏感
・英語の語順に慣れている子供たち、だと感じます。
今回取り上げたような「help」 の使い方は、中学では習わないけれど、頻出の文なので、いろんなところで目にします。
to 不定詞も原形不定詞もOK なのだと、理解してしまうといいですね。
うちではこのかわいいワークで、使い方に慣れています。
最後まで読んでくださってありがとうございました。

100 Words Kids Need to Read by 1st Grade
- 作者: Gail Tuchman,Lisa Trumbauer
- 出版社/メーカー: Scholastic Prof Book Div
- 発売日: 2003/05/01
- メディア: ペーパーバック
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それではまた。See you soon!