Hi! How have you been? こんにちは。フィーニィです。
冬にうってつけの子ども用英語絵本 FROGGY GETS DRESSED " から「~のはずなのに/ はずだったのに」( be supposed to ) の使い方を覗いてみませんか。
今日もちょっと、絵本で英語を練習してみましょう!
" be suppose to " は現状と違うことを表すときにも使える。
~のはずなのに ( ←そうじゃない)
~することになってたのに (←できてない )
~だったはずなのに ( ← 違う )
「スキーしてるはずだったのに」や「お好み焼きのはずなのに」( もんじゃみたいだね) など、使いたくなるような表現です。
こんな表現がでてくるなんて、絵本の英語は奥深いですね。それだけ自然な英語だということなのでしょうね。私を含め、読み手であるお母さま、大人のみなさんも知っておきたい英語です!
さぁご一緒に。Here we go!
参考にする英語絵本
FROGGY GETS DRESSED
by JONATHAN LONDON
illustrated by FRANK REMKIEWICZ
- 子供に人気の絵本 " FROGGY GETS DRESSED " の紹介
- 参考にする本文「カエルってのは冬は寝てるもんなのよ」
- 大人も知っておきたい「現状と違う」場合の " supposed to "
- 「~のはずなのに/ だったのに」 "supposed to " を使ってみよう
- まとめ/ 絵本で英語表現を知ると楽しい
子供に人気の絵本 " FROGGY GETS DRESSED " の紹介
カエルなのに「雪だ、雪だ!雪で遊びたい!」と飛び出すフロッギー。
その表紙が物語っているとおり、彼の目は窓の外にくぎ付け。
とりあえずブーツはいて手袋して…
ぴょんぴょんと跳ねて行って「うわぁ」ってなもんで雪をかき集めたりしていると、彼を呼ぶお母さんの、とんでもない大声が響きわたります。
負けずに「なぁーーにーー?」と叫びますが「なんか着るの忘れてなーい?」の言葉にハッとするフロッギー。
やばっ!「ズボン履くの忘れてた!」
こんな調子でフロッギーは、出ては呼び戻されてなかなか遊べない。
フロッギーの服を着る姿、お母さんのセリフの陽気な字体など、子どもだけでなく読む方も楽しい本です。
最後のオチの場面も、フロッギーの様子がたまらなく可愛い。
子どもが真似するのは " flop flop flop." と外に出ていくところ。「ジャンプして前に進む」ことができるようになった年齢だと余計たのしくて、そこら中をジャンプして回っていました。
この本には「服を着るときの音」も面白く書かれているので、そちらに焦点をあてても楽しいでしょう。うちはジャンプ派でしたが…。
レベルによって読み方を変えていい
英語のレベルによって焦点の当て方を変えていきます。
小さいお子さんでも楽しめるのは
・行きつ戻りつのストーリー展開
・お母さんの大声
・フロッギーの表情やジェスチャー
・服を着るときの擬態語
英検4級くらいで注目したい
・全体に出ている動詞の過去形
・forget to 等の不定詞
・接続詞の when
・~すぎる " too " の表現
上級レベルで注目したい
・untied , unbuttoned などの使い方
・could be の使い方
・supposed to の使い方
子供用の英語絵本の多くは、レベルによって注目する箇所を変えていくと長く読めます。
日本語の絵本を読むのと同じ感覚です。
これはCDなしですが、CDに入っている歌が陽気ですごくいいです。どこかで手に入るならぜひCD付きをおすすめします。
参考にする本文「カエルってのは冬は寝てるもんなのよ」
参考にする本文を見てみましょう。
「外の雪で遊びたい」と這い出るフロッギーにお母さんが言うセリフです。
引用します。
Go back to sleep, Froggy,"
said his mother.
" Don't you know?
Frogs are supposed to sleep all winter.
Wake up when the snow melts."
from " FROGGY GETS DRESSED"
by Jonathan London
「戻って寝なさい、フロッギー、」
とお母さんは言いました。
「知らないの? カエルってのは冬の間は寝てるもんなのよ。雪が溶けたら起きるの」
( 訳 fiiney )
Frogs are supposed to sleep all winter.
カエルは ~寝ることになってる 冬ずっと
「be supposed to 動詞原形」で使います。
大人も知っておきたい「現状と違う」場合の " supposed to "
supposed は「一般に~と言われている」「そうなっている」という意味ですが、それだけではありません。
意図する、計画調整する、期待するなどの意味も含みます。
そして時に「現状と違う」場合に使うというのです。
(* Grammar in use -intermediate " 参照 )
ここが今日のポイント。
現状と違う = ~のはずだったのに違う
supposed to のこのニュアンスを知ると、フロッギーのお母さんのセリフも、受け取り方が少しだけ変わってきますね。
「カエルは冬は寝ているもの」は一般的な事実でもありますが、ここでのフロッギーは窓の外を指差し、今にもベッドから抜け出そう。
この現状は「冬寝てるということ」という決まり事から外れてしまっているけど「本来は寝てるもんなんだからね」という雰囲気があるように読めますね。
「あなたは今、寝てない」でも「本来は寝てるもんだ」というニュアンスです。うーん、奥深い!
さあ、では使ってみましょう!
「~のはずなのに/ だったのに」 "supposed to " を使ってみよう
では問題です。
声を出して「~のはずだったのに」という思いを込めて言ってくださいな。より日常で使いそうな場面を設定します。
be supposed to の be動詞の態の使い分けは、使う場面によって考えます。
「そういう計画だったのに違ってしまった」→過去形
「そういうつもりでいるけれど、違ってる」→現在形
お好み焼きのはずなんだけど、他
① お好み焼きのはずなんだけど。もんじゃ焼きみたい。
( )( ) ( ) ( ) be Okonomi-yaki. But it looks like Monjya.
水が多すぎたかな?
こたえ
It is supposed to be Okonomi-yaki.
② 私達、いま駅にいなくちゃいけないはずなのよ
Hurry up! ( ) ( )( ) ( ) ( ) at the station now.
大急ぎで向かってますよ~。
「いなくちゃいけない」=
「そこにいるはずなのに、違う」と考える。
こたえ
We are supposed to be at the station now.
③ しまった!プレゼントを持ってくるはずだった!
Oops! ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) the present .
玄関に置いたまま来ちゃったかな?
こたえ
I was supposed to bring the present .
④ あぁもぅ~。今日は長野でスキーしてるはずだったのに。
Oh, no! ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) skiing in Nagano today.
どうしてまだ東京にいるんだろうなぁ…こんなはずじゃなかった!
こたえ
I was supposed to be skiing in Nagano today.
⑤ ( 傘を持ち歩いていて ) 今日は雨が降るはずだったのに。
( ) ( ) ( ) ( ) ( ) today.
邪魔だったね。「雨が降る」って何て言う?
一語です。動詞です
こたえ
It was supposed to rain today.
⑥ これは秘密のはずなのに。お母さんは知ってるみたい。
( ) ( ) ( ) ( ) a secret. But my mother seems to know about it.
こたえ
It's supposed to be a secret.
⑦ ちょっと!健太くんがここに座るはずなんだけど!
Hey! Kenta ( ) ( ) ( ) ( ) here.
え?私じゃダメなの?
こたえ
Hey ! Kenta is supposed to sit here.
まとめ/ 絵本で英語表現を知ると楽しい
今回みた「supposed to」は、日本語にするといくつかの意味があります。英語にはそういう単語がたくさんあります。
それらを一気に覚えるのは大変だし、つまらない。
でもこんなふうに絵本に出てくると楽しい。おまけに理解が深まるような気がします。
なぜならストーリーがあって、前後のつながりを掴みながら読めるから。
さまざまな用法から「これかもしれない」と感じ取ることができるのです。
"suppoded to "この表現は、しばしば、現状と違うときに使う。
へぇと思って、次にこの語を見たときに、思い出していただけたら嬉しいです。
私もそうやって、ニヤニヤすることがあります。
それではまた!
See you soon.
他にもこんな記事があります。どうぞ覗いてみてください。
読んでくださってありがとうございます。
それではまた!