Hi, there. It's been a long time. 大変お久しぶりです。庭でシモツケの花が咲きました。四季を通じて愛らしい姿を見せてくれるシモツケは、日陰を明るくしてくれる綺麗な緑の葉を持つ落葉低木。鉢でも管理できます。
今日はうちのシモツケの1年を写真とともにご紹介します。
日陰を明るくするシモツケの春
まだ寒いくらいの春の始め、うちで最初に葉を開くのがシモツケです。
冬に刈り揃えた枝にぽつぽつと新しい葉が見えてくるのが、3月の始めころ。半ばにはその葉が開き始め、3月終わりから全体がこんもりと茂ってきます。
日陰の場所でも、こんな明るい黄緑の葉が茂ります。他の落葉樹が葉を開かない頃なので、春の到来を告げるうちの1番バッター。
日が当たる朝の一瞬は、スポットライトを浴びたように輝く。
クリスマスローズや、すみれも元気だけれど、うちの春の主役はシモツケ。( 利休梅も花が咲いて綺麗です )
シモツケは挿し木で増やせる
シモツケは5月に挿し木で増やすことができます。元気な枝の真ん中あたりを 7~8 センチ長さに切って土に挿しておくと、秋には根付いて春に葉をつけます。
挿したばかりの写真がないのですが、下は次の春の写真です。
てきとうに切って、端っこに挿した2本が生き残ったのでしょうね。
真っ黒になって触るとグラグラするのは残念ながら失敗。葉をつけなかった枝は抜いてしまいました。
シモツケは初夏に花が咲く
ちょうど今の時期、5月の中頃から花が咲き始めます。ピンクの小さな花が、枝の先に丸く集まってつきます。
今はバラも咲いている時期なので、ついついシモツケには目がいきませんが、よく見ると綺麗な花です。
下の花は色が薄くなっているのが見えますが、どんどん薄くなって最後は茶色くなります。
私は挿し木で増やして 3鉢を育てていまして、置き場所によって花を摘む時期を変えています。
花のつき方や雨の具合にもよるのですが、茶色くなったシモツケもいいものなのです。
特に日陰では、自然に色落ちた花は風情があります。
日向では、他の活き活きした花との調和がとれないので、早めに摘んで緑の葉を楽しんでいます。
シモツケは株が充実すると日陰でも花が咲きます。
日陰では、ホスタやアジュガなどの近くで。
花が茶色くなる頃には、よくアブラムシがつきます。シモツケはバラ科なのです。
薬剤をシューしても良いですが、ひどくアブラムシがついた枝は切り取ることもあります。葉は多いし、薬剤を巻くとそこに茶色くなったアブラムシが残っている状態になりますから。
アブラムシは少ないうちに手で取ってしまうのが楽かなと思います。
秋、紅葉するシモツケ ゴールド
さて、アブラムシとの闘いが過ぎた秋に、シモツケは紅葉します!
日向に置いている鉢では赤くなる葉もありますが、日陰のシモツケは黄色っぽくなります。
うちでは 9月くらいに葉が落ち始めて、残っている葉が緑と黄色のグラデーションを作っていきます。
なんとも可愛らしい紅葉。
写真右下がシモツケです。
ちなみに青い花がついているのはルリマツリモドキ。こちらは真っ赤に紅葉します。
シモツケの赤い紅葉の写真がないのが残念。うちでは全ての葉が赤くなるのではなく、黄色い中の日の当たる場所の葉が真っ赤に染まります。
秋の乾いた空気に、黄色くなったシモツケが映えます。紅葉しだしたシモツケはどんどんと葉を落として、もう夏はすっかり終わったんだと感じます。
冬のシモツケ
落葉低木なので冬は枝だけになります。細い枝がからまるように伸びてぼうぼう状態。
そのままにしても箒みたいで面白い。放置しても、そこから春に葉をつけます。
私は小さめで管理したいので短く丸く剪定します。刈り込むとハリネズミみたい。
とっても愛らしい姿です。大きさはこぶし二つ分くらい。これで夏に 直径30センチくらいの大きさになります。
秋にはもう少し枝を伸ばし、形が崩れていきます。
どのタイミングで剪定しても大丈夫ですが、夏前に切ると花は咲きません。
寒さにも強くて、関東地方では雪が積もっても大丈夫。
根がしっかり張って、丸くこんもりします。8~10号くらいの鉢で育てれば重さも出て多少の強風では倒れることはありません。
* 台風のときは、倒れにくい場所に移します。
今日はシモツケの1年をご紹介しました。
今、咲いているシモツケを見ながら「そういえば他の季節の写真もあるなぁ」と一念発起 ( ← おおげさ ) して、長ーく間をあけてしまったブログを開きました…
なんとか書けて良かった。シモツケよ、ありがとう!