副詞節とは?接続詞9カテゴリ・時制のルール・名詞節との見分け方を例文で徹底解説

「副詞節って何?」「接続詞のあとはどの時制を使えばいいの?」——英語の文法を勉強していると、副詞節という言葉に出会い、名詞節との違いや時制のルールで混乱してしまうことはよくありますよね。

結論から言うと、副詞節とは「副詞と同じ働きをする節(主語+動詞を含む意味のかたまり)」のことで、接続詞によって導かれます。接続詞を見つけてその後に続く節の品詞を考える習慣をつけるだけで、英文読解が格段に楽になります。

この記事では、副詞節の定義・見分け方・時制の重要ルール・接続詞9カテゴリ一覧まで、例文つきで徹底解説します。

副詞節とは何か?理解するための3つの基礎知識

副詞節とは何か?理解するための3つの基礎知識

①副詞とは — 名詞以外を修飾する品詞の役割

副詞とは、名詞以外のもの(動詞・形容詞・副詞・文全体)を修飾する品詞です。日本語で言えば「とても・すぐに・なぜなら」などが副詞に当たります。

動詞・形容詞・副詞・文全体を修飾する4つのパターン

修飾する対象例文副詞の役割
動詞を修飾She runs fast.「走る」という動詞を修飾
形容詞を修飾He is very tall.「背が高い」という形容詞を修飾
副詞を修飾She speaks quite fluently.「流暢に」という副詞を修飾
文全体を修飾Unfortunately, he failed.文全体に「残念ながら」という意味を加える

②節とは — 句との違いと「主語+述語動詞(S+V)」を含む構造

節(clause)とは、主語(S)と述語動詞(V)を含む意味のまとまりです。「句(phrase)」は主語・述語動詞を含まない語のまとまりであることと区別されます。

種類特徴
句(phrase)S+V を含まないin the morning / to study English
節(clause)S+V を含むwhen he came / because it rained

名詞節・形容詞節・副詞節という3種類の節の分類

節は文の中でどんな働きをするかによって3種類に分類されます。

  • 名詞節:名詞と同じ働き(主語・目的語・補語になる)
  • 形容詞節:名詞を修飾する働き(関係代名詞節など)
  • 副詞節:副詞と同じ働き(動詞・形容詞・文全体を修飾)

③副詞節の定義 — 「副詞と同じ働きをする節」とはどういう意味か

副詞節とは、節全体が副詞のように機能するものです。「いつ・どこで・なぜ・どのように」といった情報を動詞や文全体に補足的に加える役割を担います。

「接続詞+主語+述語動詞」という副詞節の基本形式

副詞節は必ず「接続詞 + 主語 + 述語動詞」という形式で導かれます。

  • because it was raining(雨が降っていたので)→ 接続詞 because + S(it)+ V(was raining)
  • when she arrived(彼女が到着したとき)→ 接続詞 when + S(she)+ V(arrived)

副詞節の見分け方 — 接続詞に注目するのが最大のコツ

副詞節の見分け方 — 接続詞に注目するのが最大のコツ

接続詞が出てきたらその後に続く節の品詞を考える習慣

英文の中で接続詞が出てきたとき、「この節は文の中でどんな役割をしているか?」と一歩立ち止まる習慣をつけることが副詞節を見分ける最大のコツです。

ほとんどの接続詞は副詞節を導く — 接続詞=副詞節の入口と覚える

when・if・because・although などのほとんどの従属接続詞は副詞節を導きます。ただし that・whether・if などは文脈によって名詞節を導くこともあります。まずは「接続詞 = 副詞節の入口」として覚えておきましょう。

副詞節の実例 — When he awoke, the plane was about to land. の構造解説

  • When he awoke(彼が目覚めたとき)→ 副詞節(接続詞when + S he + V awoke)
  • , the plane was about to land. → 主節(S the plane + V was about to land)

副詞節「When he awoke」は主節の動詞「was about to land」がいつの出来事かを説明しており、副詞と同じ「時」の役割をしています。

副詞節の最重要ルール — 時・条件を表す場合は現在形を使う

副詞節の最重要ルール — 時・条件を表す場合は現在形を使う

未来の話題でも副詞節の中では現在形になる理由

英語では未来のことを表す場合に will を使いますが、時・条件を表す副詞節の中では will を使わず現在形で表します。これは英語文法の最重要ルールのひとつです。

💡 なぜ現在形になるのか:副詞節の中では「未来の出来事を確定したこと・条件として表す」ため、主節で will を使えば十分です。副詞節では現在形で条件・時を示すのが英語の慣習です。

Let me know if he comes back. の解説

  • Let me know if he comes back.(彼が戻ってきたら知らせてください。)
  • Let me know if he will come back.(副詞節で will を使うのは誤り)

「if he comes back」は条件を表す副詞節です。未来のことを述べていますが、副詞節の中では現在形「comes」を使います。

I’ll see you if I have time to visit Tokyo. の解説

  • I’ll see you if I have time to visit Tokyo.(東京を訪れる時間があれば会いましょう。)
  • 主節:I’ll see you(未来のことは will を使う)
  • 副詞節:if I have time(条件節の中は現在形)

副詞節と名詞節で時制が異なる理由と見分け方

重要なのは、同じ when・if でも名詞節の場合は will を使えるという点です。

「彼がいつ戻ってくるか教えてください」は名詞節 — when he will be back の解説

節の種類例文when の後の時制
副詞節(時を表す)I’ll call you when he comes back.現在形(comes)
名詞節(疑問内容)Please tell me when he will be back.will + 動詞原形(will be)

副詞節か名詞節かを瞬時に判断するための3ステップ

  • ステップ①:接続詞の後の節が文の中で何の役割をしているか確認する
  • ステップ②:その節を取り除いて文が成立するかチェック
    → 成立するなら副詞節(修飾語は省略可能)
    → 成立しないなら名詞節(主語・目的語などの主要素は省略不可)
  • ステップ③:「〜すること・〜かどうか」と訳せるなら名詞節、時・理由・条件などなら副詞節

時・条件の副詞節における時制ルールについてさらに詳しくは、e-grammarのwhen・if時制解説も参考になります。

副詞節をつくる接続詞9カテゴリ一覧

副詞節をつくる接続詞9カテゴリ一覧

①時を表す副詞節 — when / while / before / after / since / until / as soon as / once

最もよく使われるカテゴリです。動作・出来事がいつ起きたかを表します。

各接続詞の意味と代表的な例文

接続詞意味例文
when〜するときWhen I was young, I loved sports.
while〜している間She read a book while he was cooking.
before〜する前にBrush your teeth before you go to bed.
after〜した後でI felt better after I took the medicine.
since〜して以来I haven’t seen her since she moved away.
until〜するまで(ずっと)Wait here until I come back.
as soon as〜するとすぐにCall me as soon as you arrive.
onceいったん〜するとOnce you try it, you’ll love it.

②場所を表す副詞節 — where / wherever

「どこへ行こうとも」など場所・方向を表す例文

  • She sat where she could see the stage.(彼女はステージが見える場所に座った。)
  • Wherever you go, I’ll follow you.(あなたがどこへ行っても、私はついて行く。)

③原因・理由を表す副詞節 — because / since / as

because・since・asのニュアンスの違いと例文

接続詞ニュアンス例文
because理由に焦点・相手が知らない理由I was late because the train was delayed.
sinceすでに知っている理由・文頭に置くSince it was raining, we stayed home.
assinceとほぼ同じ・多義語に注意As she was tired, she went to bed early.

④目的を表す副詞節 — so (that) / in order that

「〜するために」という目的を表す例文

  • She studied hard so that she could pass the exam.(彼女は試験に合格できるよう懸命に勉強した。)
  • He spoke slowly in order that everyone could understand.(全員が理解できるように彼はゆっくり話した。)

⑤結果を表す副詞節 — so…that〜 / such…that〜

「とても…なので〜」という結果を表す例文

  • It was so cold that the river froze.(とても寒かったので川が凍った。)
  • She is such a kind person that everyone loves her.(彼女はとても優しい人なので誰もが彼女を好きだ。)

⑥譲歩を表す副詞節 — (even) though / although / even if

「〜にもかかわらず」「たとえ〜だとしても」の使い分け

接続詞ニュアンス例文
although / though事実として〜にもかかわらずAlthough it was raining, we went out.
even though事実として(強調)〜なのにEven though he studied, he failed.
even if仮定として、たとえ〜だとしてもEven if it rains, we’ll go.

⑦条件を表す副詞節 — if / unless / in case

if・unless・in caseの意味の違いと例文

  • I’ll go if the weather is good.(天気が良ければ行きます。)
  • I’ll go unless it rains.(雨が降らない限り行きます。)← unless = if … not
  • Take an umbrella in case it rains.(雨が降った場合に備えて傘を持って行って。)← in case = 〜に備えて

注意:条件を表す副詞節も時と同様に、節の中では will を使わず現在形を使います。

⑧様態を表す副詞節 — as / like / as if

「〜のように」「まるで〜のように」の例文

  • Do as I say.(私が言うようにしなさい。)
  • He talks as if he knows everything.(彼はまるですべてを知っているかのように話す。)

⑨制限・範囲を表す副詞節 — as long as / as far as

「〜する限り」「私が知っている限りでは」の例文

  • You can stay as long as you want.(好きなだけいていいよ。)← as long as = 〜する限り(条件)
  • As far as I know, she hasn’t arrived yet.(私が知っている限りでは、彼女はまだ到着していない。)← as far as = 〜する限りでは(範囲)

副詞節の接続詞一覧については、英語Boxの従属接続詞・副詞節解説記事も参考になります。

副詞節の接続詞 — カテゴリ別まとめ早見表

副詞節の接続詞 — カテゴリ別まとめ早見表

9カテゴリ・主要接続詞・意味を一覧で整理する

カテゴリ主要接続詞意味
① 時when / while / before / after / until / as soon as〜するとき・間・前・後・まで・するとすぐ
② 場所where / wherever〜する場所・どこへ行っても
③ 原因・理由because / since / as〜なので・〜だから
④ 目的so that / in order that〜するために
⑤ 結果so…that / such…thatとても…なので〜
⑥ 譲歩although / even though / even if〜にもかかわらず・たとえ〜でも
⑦ 条件if / unless / in caseもし〜なら・〜でない限り・〜に備えて
⑧ 様態as / as if〜のように・まるで〜のように
⑨ 制限・範囲as long as / as far as〜する限り・〜する範囲では

よく試験に出る接続詞と副詞節の組み合わせを確認する

入試・英検・TOEICで特によく問われる副詞節の組み合わせは以下です。

  • when / if + 現在形(未来の内容でも):時・条件の副詞節の時制問題
  • although / even though vs even if:事実か仮定かの区別
  • unless = if not:言い換え問題で頻出
  • so that / in order that:目的を表す副詞節の書き換え問題

副詞節の詳しい解説は、ネイティブキャンプの副詞節解説記事英語おさるの副詞節まとめ記事も参考にしてみてください。英語の文法を基礎から学びたい方は、fiine to eigoのトップページもぜひご覧ください。

副詞節とは — まとめと英文読解への活かし方

副詞節を見抜く3つのポイントを最終確認する

  • ポイント①:接続詞を見たら副詞節の可能性を疑う
    when・if・because・although など従属接続詞が出てきたら、その後の節が副詞節である可能性が高い。
  • ポイント②:時・条件の副詞節では現在形を使う
    未来の内容でも when・if・until・as soon as などの副詞節内では現在形(willなし)が正しい。
  • ポイント③:節を取り除いて文が成立するか確認する
    副詞節は修飾語なので取り除いても文が成立する。名詞節は主語・目的語になるため取り除くと文が成立しない。

節の品詞を意識しながら英文を読むことで読解力が向上する理由

英文を読むとき「この節はどの品詞の働きをしているか」を意識すると、文の構造が見えるようになります。副詞節は「いつ・どこで・なぜ・どのように・もし〜なら」という修飾情報を追加しているだけなので、まず主節を読んでから副詞節で補足情報を確認するという読み方が効果的です。

副詞節の接続詞9カテゴリを頭に入れておくと、長文読解・英作文・リスニングのいずれの場面でも「接続詞が出てきたら構造を読み解く手がかり」として活用できます。まずは「when / if + 現在形(未来でも)」という最重要ルールをしっかり定着させることから始めてみてください。

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