「return・review・replace……なぜこんなに re で始まる単語があるの?」——英語の単語を覚えていると、re で始まる言葉が異常に多いことに気づきますよね。
結論から言うと、re は英語の接頭辞(prefix)のひとつで、「再び・繰り返し」「後ろ」「反対」という3つの意味を持ちます。この仕組みを理解するだけで、知らない単語の意味を推測できるようになり、語彙習得のスピードが一気に上がります。
この記事では、re の基本的な役割・3つの意味・代表的な単語一覧・例文・学習のコツまで、初心者にもわかりやすく解説します。
英語のreとは何か?接頭辞(Prefix)の基本的な役割を理解する

reは英語の「接頭辞(Prefix)」のひとつ — 動詞の接頭辞に分類される
接頭辞(prefix)とは、単語の先頭に付けて意味を変化させる語のパーツです。re はその中でも動詞の先頭に付くことが多い「動詞の接頭辞」に分類されます。
接頭辞とは単語の頭に付くもの — dis-・pre-などとの違い
英語の接頭辞にはさまざまな種類があります。re はその中の代表的なひとつです。
| 接頭辞 | 主な意味 | 例 |
|---|---|---|
| re- | 再び・後ろ・反対 | return / review |
| dis- | 否定・反対 | disappear / disagree |
| pre- | 前・あらかじめ | preview / prepare |
| un- | 否定・反対 | unhappy / undo |
| over- | 過度・超える | overwork / overcome |
接頭辞を覚えることで知らない単語の意味が予測できる理由
語彙習得の効率が大幅に上がる仕組みとは
たとえば「reactivate」という単語を知らなくても、「re(再び)+ activate(活性化する)= 再び活性化する」と推測できます。接頭辞を知っていることで、知らない単語に出会ったときの「手がかり」になるのです。
英語には re から始まる単語が数百語以上存在します。ひとつひとつを個別に覚えるのではなく、接頭辞 re の意味を理解することで、それらの単語をまとめて攻略できます。
メールの件名に付く「Re:」の意味と接頭辞reの関係
メールの返信に付く「Re:」は、ラテン語の「regarding(〜に関して)」の略という説が有力です。ただし英語圏では「reply(返信)」の略として認識されており、「re(再び)+ 件名」という感覚でとらえている人も多いです。接頭辞 re と完全に同一ではありませんが、「繰り返し・再び」というニュアンスとつながる覚え方として有用です。
reの意味は3つに分類できる — 全体像を把握する

①「再び・繰り返し」②「後ろ」③「反対」の3つに大別される
| 意味 | ニュアンス | 代表例 |
|---|---|---|
| ① 再び・繰り返し | 同じ動作を繰り返す・元に戻す | return / review / replace |
| ② 後ろ | 後退・引き戻し・後ろへの動き | recede / reduce / remain |
| ③ 反対 | 逆転・対抗・向き合う | resist / reverse / react |
最初に覚えるべきはとにかく「再び・繰り返し」の意味
3つ同時に覚えるのが難しい場合の優先順位と学習アドバイス
3つの意味を一度に覚えようとすると混乱しやすくなります。まず「再び・繰り返し」という意味だけを覚えることが最も効率的な出発点です。この意味で使われる単語が圧倒的に多く、日常英会話・ビジネス英語でも最もよく登場するからです。
💡 学習の優先順位:①「再び」を完全に定着させてから → ②「後ろ」→ ③「反対」の順番で覚えると混乱が少ないです。
reの意味① 「再び・繰り返し」— 最もポピュラーで単語数が最多

「再び」「繰り返し」のreが使われる代表的な単語一覧
return・review・replace・remember・remind・restore・regret・rebornの意味解説
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| return | re(再び)+ turn(向く・戻る) | 戻る・帰る |
| review | re(再び)+ view(見る) | 見直す・復習する・レビューする |
| replace | re(再び)+ place(置く) | 取り替える・元の場所に戻す |
| remember | re(再び)+ member(一部) | 思い出す・覚えている |
| remind | re(再び)+ mind(心) | 思い出させる・リマインドする |
| restore | re(再び)+ store(蓄える) | 回復させる・復元する |
| regret | re(再び)+ gret(嘆く) | 後悔する・残念に思う |
| reborn | re(再び)+ born(生まれる) | 生まれ変わる・再生する |
接頭辞reを意識せず覚えていた単語を再認識する効果
returnやreviewを「re+動詞」として理解し直すと記憶の定着が向上する理由
多くの人が return・review を「ひとつの単語」として暗記しています。しかし「re(再び)+ turn(戻る)= 再び向かう → 戻る」という構造で理解し直すと、意味の「理由」が明確になり記憶に定着しやすくなります。
また「rebuild(再建する)」「rewrite(書き直す)」「reopen(再開する)」のように、re に動詞を組み合わせれば新しい単語を自分で作れるようになります。
「再び」のreを使った例文集
- I need to return the book to the library.(図書館に本を返却しなければならない。)
- Please review the report before the meeting.(会議の前にレポートを見直してください。)
- Can you remind me about the appointment tomorrow?(明日の予約を思い出させてもらえますか?)
- The system was restored after the crash.(クラッシュ後、システムが復元された。)
- We need to replace the old equipment.(古い機器を取り替える必要がある。)
re の意味と単語一覧についてさらに詳しくは、DMM英会話のre接頭辞解説記事も参考になります。
reの意味② 「後ろ」— 後退・減少の方向性を持つ単語群

「後ろ」のreが使われる代表的な単語一覧
recede・reject・reflect・remain・revenue・reduce・respectの意味解説
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| recede | re(後ろ)+ cede(行く) | 後退する・引く |
| reject | re(後ろ)+ ject(投げる) | 拒否する・却下する |
| reflect | re(後ろ)+ flect(曲げる) | 反射する・振り返って考える |
| remain | re(後ろ)+ main(留まる) | 残る・とどまる |
| revenue | re(後ろ)+ venue(来る) | 収益・歳入 |
| reduce | re(後ろ)+ duce(導く) | 減らす・削減する |
| respect | re(後ろ・再び)+ spect(見る) | 尊敬する・敬意を払う |
「後退・減少・後ろへの動き」というイメージで単語を束ねるコツ
「後ろ」の re が使われる単語は、「引き戻す・後ろを向く・元の方向に動く」というイメージがあります。recede(海岸線が後退する)・reduce(量を引き戻して減らす)・remain(前に進まずにとどまる)は、すべて「後方への動き」として理解できます。
「後ろ」のreを使った例文集
- The floodwaters began to recede after the rain stopped.(雨が止んだ後、洪水の水が引き始めた。)
- The application was rejected due to incomplete documents.(書類が不完全だったため申請が却下された。)
- We need to reduce our expenses this quarter.(今四半期は支出を削減する必要がある。)
- Some issues remain unresolved.(いくつかの問題がまだ未解決のままだ。)
reの意味③ 「反対」— 逆転・対抗・否定の意味を持つ単語群

「反対」のreが使われる代表的な単語一覧
resign・resist・replay・reverse・remit・reactの意味解説
| 単語 | 分解 | 意味 |
|---|---|---|
| resign | re(反対)+ sign(署名する) | 辞任する・辞職する |
| resist | re(反対)+ sist(立つ) | 抵抗する・反対に立つ |
| replay | re(反対・再び)+ play(演じる) | 再生する・リプレイする |
| reverse | re(反対)+ verse(向く) | 逆にする・反転させる |
| remit | re(反対)+ mit(送る) | 送金する・免除する |
| react | re(反対・再び)+ act(行動する) | 反応する・対応する |
reverse・replayなど日常でも使われる「反対」のre単語の特徴
「反対」の re が使われる単語は、「向きを逆にする・対抗する・向き合う」というニュアンスが共通しています。reverse(方向を反転する)・react(相手の行動に対して反応する)・resist(反対の立場を取る)は、すべて「何かに対して向き合う・対抗する」動きを含んでいます。
「反対」のreを使った例文集
- She decided to resign from her position.(彼女はその役職を辞任することにした。)
- It’s hard to resist eating sweets.(甘いものを食べるのを我慢するのは難しい。)
- Can you reverse the car into the parking space?(駐車スペースに車をバックで入れてもらえますか?)
- How did she react to the news?(彼女はそのニュースにどう反応したの?)
- Let me replay that part of the video.(動画のその部分をもう一度再生させてください。)
re の3つの意味と使い方については、ProReaのre接頭辞解説コラムも参考になります。
reを含む3つの意味を使いこなすための学習のコツ
使用頻度が高く意味を推測しやすい単語から優先して覚える
re を含む単語を学習するときは、日常英会話・ビジネス英語で実際によく使われる単語から優先して覚えるのが効率的です。
- 最優先で覚えるべき10語:return / review / replace / remember / remind / reduce / react / reflect / result / report
これらは中学英語から大学受験・TOEIC まで幅広く登場する頻出単語です。まずこの10語の「re の役割」を意識して覚えることから始めましょう。
接頭辞を付けた状態のまま単語を丸ごと覚える方法の有効性
「re + turn = return」と分解して覚えることは有効ですが、最終的には「return」という単語を丸ごと覚えることが目標です。分解して意味を理解したら、その後は分解を意識せずに「return = 戻る」として即座に思い出せる状態を目指しましょう。
分解はあくまで記憶の「入口」であり、最終的には単語全体として記憶に定着させることが大切です。
知らない単語に出会ったとき「re=再び・後ろ・反対」で意味を推測する練習
英文を読んでいて知らない re 付きの単語に出会ったときは、まず以下の手順で意味を推測してみましょう。
- 手順①:re の後の語根を確認する(例:「reactivate」→「activate」)
- 手順②:re の意味(再び・後ろ・反対)のどれが文脈に合うか考える
- 手順③:推測した意味が文の前後と整合するか確認する
この3ステップを繰り返すことで、推測力が自然に鍛えられます。
reと一緒に覚えたいその他の主要接頭辞一覧
動詞の接頭辞 — be-・co-・de-・dis-・mis-・over-・pre-・un-
| 接頭辞 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| be- | 〜にする・〜の状態にする | become / believe |
| co- | 共に・一緒に | cooperate / coexist |
| de- | 除去・反対・下へ | decrease / destroy |
| dis- | 否定・分離 | disagree / disconnect |
| mis- | 誤った・悪い | misunderstand / mislead |
| over- | 過度・超える | overwork / overcome |
| pre- | 前・あらかじめ | prepare / preview |
| un- | 否定・取り消し | undo / unhappy |
名詞の接頭辞 — anti-・auto-・mini-・semi-・super-
| 接頭辞 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| anti- | 反対・対抗 | antibiotic / antiwar |
| auto- | 自動・自己 | automobile / automatic |
| mini- | 小さい | minicar / miniskirt |
| semi- | 半分 | semifinal / semicircle |
| super- | 超える・上位 | supermarket / supernatural |
形容詞の接頭辞 — dis-・im/in-・non-・un-
| 接頭辞 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| dis- | 否定 | dishonest / disrespectful |
| im- / in- | 否定・不可能 | impossible / incomplete |
| non- | 非・無 | nonfiction / nonprofit |
| un- | 否定・反対 | unfair / unexpected |
dis + appear = disappear で接頭辞の活用を理解する実例
「dis(否定)+ appear(現れる)= disappear(消える・見えなくなる)」というように、接頭辞を活用すると単語の意味が論理的に理解できます。「appear(現れる)の反対 = 消える」というシンプルな構造です。
主要接頭辞の解説は、RareJobの接頭辞学習コラムとverdandiのre接頭辞解説も参考にしてみてください。英語の語彙を基礎から効率よく増やしたい方は、fiine to eigoのトップページもぜひご覧ください。
英語のreとは — まとめと今日から使えるポイント
3つの意味と代表単語を一覧で整理する
| 意味 | 代表単語(5語) | イメージ |
|---|---|---|
| ① 再び・繰り返し | return / review / replace / remember / restore | 同じ動作をもう一度 |
| ② 後ろ | recede / reject / reduce / reflect / remain | 後方・引き戻す |
| ③ 反対 | resist / reverse / react / resign / replay | 向き合う・逆転 |
接頭辞を覚えることで語彙力を効率的に伸ばすための学習ステップ
- ステップ①:「re=再び」という最も基本的な意味を完全に定着させる
- ステップ②:return・review・replace など頻出単語10語を「re+語根」で理解し直す
- ステップ③:新しい re 単語に出会ったとき、3つの意味で推測する習慣をつける
- ステップ④:dis-・un-・pre- など他の接頭辞にも同様のアプローチを広げていく
接頭辞 re を知るだけで、数百語の英単語の意味を推測できるようになります。単語をひとつずつ覚えるよりも、接頭辞のパターンで覚える方が圧倒的に効率的です。今日からぜひ return・review・replace の3語を「re(再び)+語根」で理解し直すところから始めてみてください。
