「pardon me」の意味と使い方とは?pardonとの違いと聞き返す英語表現を解説

「Pardon?」「Pardon me?」「Excuse me?」「Sorry?」—どれも「もう一度言ってほしい」という場面で使える表現ですが、どれを使えばいいのかわからなくて困ったことはありませんか?

この記事では、pardon meの意味・語源・3つの使い方から、pardonとの違い、excuse meとの比較、「Pardon my French.」などのイディオムまで、例文でわかりやすく解説します。読み終えるころには、場面に応じて自信を持って使い分けられるようになりますよ。

「pardon me」とはどういう意味?基本をおさえよう

「pardon me」とはどういう意味?基本をおさえよう

pardon meの語源 — 動詞pardon(許す)から来る「私を許して」の意味

「pardon me」の「pardon」は動詞で、「許す・赦免する」という意味を持ちます。語源はラテン語の「perdonare(完全に与える・免除する)」で、フランス語を経て英語に入ってきた言葉です。

つまり「pardon me」を直訳すると「私を許してください」という意味になります。この「許してほしい」というベースのニュアンスが、謝罪・聞き返し・事前のお断りなど幅広い場面で使われる理由です。

pardon meの3つの主な使い方を一覧で整理する

用法 場面 日本語イメージ
①聞き返し 相手の言葉が聞き取れなかったとき すみません、もう一度よろしいですか?
②事後謝罪 失礼なことをしてしまった直後 失礼しました・すみません
③事前謝罪 失礼なことを言う・話を遮る前 失礼ですが・申し訳ないのですが

聞き返し・失礼なことをした後・失礼なことを言う前の3場面

3つの用法に共通しているのは「相手への配慮・礼儀」というベースです。どの場面でも「相手に対して礼を失することへの謝罪・配慮」というニュアンスが含まれています。

「pardon」と「pardon me」の違いをわかりやすく比較する

「pardon」と「pardon me」の違いをわかりやすく比較する

pardonは「聞き取れなかった」を伝える純粋な聞き返し表現

「Pardon?」(単独で使う場合)は、「聞き取れませんでした、もう一度お願いします」という純粋な聞き返し表現として使われます。主にイギリス英語で一般的な表現です。

  • A: The meeting starts at three.(会議は3時に始まります。)
  • B: Pardon? Did you say three?(聞き取れませんでした。3時とおっしゃいましたか?)

pardon meには「謝罪・自分を許してほしい」のニュアンスが加わる

「Pardon me?」または「Pardon me, but〜」の形では、純粋な聞き返しに加えて「自分の無礼を許してほしい・お邪魔します」という謝罪のニュアンスが加わります。そのため「Pardon?」よりも丁寧で礼儀正しい印象を与えます。

pardonとpardon meのどちらを使うべきか — 場面別の判断基準

場面 推奨表現 理由
単純に聞き返したいだけ Pardon? 簡潔・スムーズ
より丁寧に聞き返したい Pardon me? 謝罪のニュアンスが加わる
何かを言う前に断りを入れたい Pardon me, but〜 事前の礼儀・配慮として
失礼をした直後 Pardon me. 「失礼しました」の謝罪として

「pardon me」の使い方①|聞き取れなかった時の聞き返し表現として

「pardon me」の使い方①|聞き取れなかった時の聞き返し表現として

相手の言ったことがわからなかった時にpardon meを使う場面

相手の声が小さかった・早口だった・騒がしい環境で聞き取れなかったとき、「Pardon me?」は丁寧な聞き返しとして自然に使えます。

  • Pardon me? I didn’t quite catch that.(すみません、聞き取れませんでした。)
  • Pardon me? Could you repeat that?(失礼ですが、もう一度おっしゃっていただけますか?)

Pardon me, but I don’t really understand. の例文と使い方

A: The report needs to include the Q3 projections and the variance analysis.(レポートには第3四半期の予測と差異分析を含める必要があります。)
B: Pardon me, but I don’t really understand. Could you explain what variance analysis means?(失礼ですが、よく理解できませんでした。差異分析とはどういう意味か説明していただけますか?)

この用法では「pardon me, but〜」の形で、質問・確認を始める前のクッション言葉として機能しています。

pardon meはフォーマルで年配の方が使う傾向がある理由

「Pardon me?」は比較的フォーマルで丁寧な響きを持つため、ビジネスシーン・公式な場・年配の方がよく使う表現です。若い世代の日常会話では「Sorry?」や「Excuse me?」のほうが自然に聞こえることもあります。

「pardon me」の使い方②|失礼なことをした直後の謝罪として

「pardon me」の使い方②|失礼なことをした直後の謝罪として

人にぶつかった・ゲップ・おならをした時にpardon meを使う場面

身体的に失礼なことをしてしまった直後に「Pardon me.」は自然な謝罪表現として機能します。

  • 人にぶつかった → Oh, pardon me! I wasn’t looking where I was going.(あ、失礼しました!前を見ていませんでした。)
  • ゲップが出た → Pardon me.(失礼しました。)
  • くしゃみをした → Pardon me. Excuse me.(失礼しました。)

Oh, pardon me. I need to be careful. の例文と使い方

Oh, pardon me. I bumped into you. I need to be more careful.(あ、失礼しました。ぶつかってしまいました。もっと気をつけなければ。)

この場合の「pardon me」はほぼ反射的に言う謝罪表現で、日本語の「失礼しました」や「すみません」に近いニュアンスです。

イギリスでpardon meがゲップやおならの際に日常的に使われる理由

イギリスでは礼儀・マナーを重視する文化が強く、身体から意図せず出てしまった音(ゲップ・おならなど)に対して「Pardon me.」または単に「Pardon.」と言うのが一般的な礼儀です。これはほぼ反射的な言葉として定着しており、言わないと失礼とされることがあります。

「pardon me」の使い方③|失礼なことを言う前の事前謝罪として

「pardon me」の使い方③|失礼なことを言う前の事前謝罪として

話の腰を折る時・相手が気を悪くするかもしれない内容を伝える前

「Pardon me, but〜」の形で、相手の話を遮ったり、相手が不快に感じるかもしれない内容を伝える前の事前の配慮・お断りとして使われます。

  • Pardon me for interrupting, but there’s an urgent call for you.(お話中失礼しますが、急ぎのお電話です。)
  • Pardon me for saying this, but I think there might be a mistake here.(失礼ですが、ここに間違いがあると思います。)

Pardon me for interrupting you, but… の例文と自然な使い方

Pardon me for interrupting you, but the client is here and waiting in the reception area.(お話中失礼しますが、クライアントの方がいらっしゃって、受付でお待ちです。)

この表現は特にビジネスシーンで自然に使えます。「Pardon me for + 動名詞」の構造で、「〜することをお許しください」という丁寧な断りが表現できます。

「pardon me」と「excuse me」の違いを整理する

用法は重なるがpardon meの方がよりフォーマル

「pardon me」と「excuse me」はほぼ同じ場面で使えますが、フォーマル度が異なります。

表現 フォーマル度 主な用途
pardon me 高い(フォーマル) 聞き返し・事後謝罪・事前謝罪
excuse me 中程度(日常的) 人を呼ぶ・通してほしい・聞き返し

年代・地域によってどちらが好まれるかが変わる理由

アメリカ英語では「excuse me」が最も広く使われる一方、イギリスやオーストラリアでは「pardon」「sorry」がより自然に聞こえます。また年代によっても「pardon me」は年配の方がより使う傾向があります。

ビジネス・フォーマルな場面ではpardon meを使うべき理由

フォーマルなビジネス会議・重要な場面での聞き返しには、「pardon me?」のほうが「what?」「huh?」などよりも格式にふさわしい印象を与えます。丁寧さと礼儀を示したい場面ではpardon meを選ぶのが安全です。詳しい比較はKiwi EnglishのPardon解説でも確認できます。

要注意表現「I beg your pardon?」の意味と使い時

I beg your pardon?は丁寧に見えて誤解を招く可能性がある

「I beg your pardon?」は表面上は非常に丁寧な聞き返し表現ですが、使い方によっては怒りや不快感を含む表現にもなります。

かしこまりすぎることで「怒りを内包した表現」に聞こえる仕組み

「I beg your pardon?」を上昇調(語尾を上げるトーン)で言うと「聞き取れなかった・もう一度」という意味になりますが、下降調(語尾を下げるトーン)で言うと「何ですって?(信じられない・失礼な)」という強い驚き・怒り・不快感を示す表現になります。

「何ですって?」に近いニュアンス — 使用が適切な場面とは

  • 上昇調で言うI beg your pardon?(聞き取れませんでした、もう一度?)→ 丁寧な聞き返し
  • 下降調で言うI beg your pardon.(何ですって?失礼な。)→ 怒り・不快感・拒絶

注意:「I beg your pardon?」は声のトーンで意味が大きく変わります。英語学習者は単純な聞き返しには「Pardon?」「Sorry?」「Could you say that again?」を使うほうが誤解が少なく安全です。

知っておきたいイディオム「Pardon my French.」の意味

「私のフランス語を許して」ではなく「失礼しました」の意味になる理由

「Pardon my French.」を直訳すると「私のフランス語をお許しください」ですが、実際の意味は「汚い言葉を使ってしまってすみません」というおどけた謝罪表現です。

汚い言葉をうっかり使った後のおどけた謝罪として親しい間柄で使う表現

  • Oh, what the — pardon my French — mess is this?(なんて、失礼、散らかり方だ。)
  • That was a bloody — pardon my French — awful idea.(それは本当にひどいアイデアだった。失礼。)

英仏の歴史的対立からきたイディオムの背景

このイディオムは、イギリスとフランスの長い歴史的対立・ライバル関係から生まれたとされています。かつてイギリス人は「下品な言葉や悪い言葉はフランス語のようなものだ」という偏見的な冗談から、汚い言葉を使った際に「フランス語みたいで失礼しました」と言うようになったとされています。現代では皮肉やユーモアを込めた表現として親しい間柄で使われます。

「もう一度言ってほしい」時に使える英語表現4選を比較する

Sorry? — Pardon?よりフランクでネイティブがよく使う聞き返し表現

「Sorry?」は特にイギリス英語でよく使われる聞き返し表現で、「Pardon?」より少しカジュアルです。日常会話でネイティブが最も自然に使う聞き返し表現のひとつです。

  • Sorry? I didn’t catch that.(すみません、聞き取れませんでした。)

イギリスでは自分がぶつかられてもSorry.と言う理由とアメリカとの違い

イギリスでは、自分が被害者であっても「Sorry.」と言うことがあります。これは謝罪というより「Oh(あら)」に近いリアクション表現として反射的に使われるイギリス文化独自の慣習です。アメリカでは「Sorry」を自分に非がある場面にのみ使う傾向があり、この違いがよく話題になります。

Could you say that again? — 丁寧にお願いする聞き返し表現

「Could you say that again?」は丁寧なお願いとして相手にもう一度繰り返してもらうフレーズです。ビジネス・フォーマルな場面でも自然に使えます。

Could you〜?とCan you〜?のフォーマル度の違い

表現 フォーマル度 例文
Could you say that again? 丁寧 フォーマル・ビジネスシーンに適切
Can you say that again? 中程度 日常会話・カジュアルな場面に適切

Excuse me? — pardon me?の代わりに使えるカジュアルな聞き返し表現

「Excuse me?」もpardon me?と同様に聞き返しとして使えますが、アメリカ英語でより一般的です。語尾を上げる疑問調で言うと聞き返しになり、下げると驚き・不快感を示します。

  • Excuse me? Could you repeat that?(すみません、もう一度おっしゃっていただけますか?)

地域別の使い分け — アメリカ・イギリス・ニュージーランドで好まれる表現の違い

地域 最もよく使われる聞き返し表現 補足
アメリカ Excuse me? / What? Pardon?はやや古風・フォーマルに聞こえる
イギリス Sorry? / Pardon? 日常的によく使われる自然な表現
ニュージーランド Sorry? / Pardon? イギリス英語の影響を強く受けている

地域による違いについてはイギリス英語のsorry・excuse me・pardon比較記事でも詳しく解説されています。またネイティブキャンプのpardon解説でも実践的な例文が確認できます。

まとめ:pardon meの意味・使い方・pardonとの違いを総整理

3つの用法と場面別の使い分けポイントを振り返る

用法 場面 例文
①聞き返し 聞き取れなかったとき Pardon me? I didn’t quite catch that.
②事後謝罪 失礼なことをした直後 Oh, pardon me. I bumped into you.
③事前謝罪 話を遮る・不快な内容を伝える前 Pardon me for interrupting, but…

聞き返し表現はSorry?・Could you say that again?・Excuse me?も合わせて使いこなす

迷ったときの基本ルールは「フォーマルな場面ではpardon me、日常会話ではSorry?またはExcuse me?」です。

  • 日常練習:英語の会話で聞き取れなかったとき、日本語の「え?」の代わりに「Sorry?」か「Pardon?」を反射的に言う練習をする
  • ビジネス英語:大事な会議・商談の場では「Pardon me, but could you clarify〜?」を使ってみる
  • 映画・ドラマで探す:イギリス英語のドラマでSorry?・Pardon?がどんな場面で使われているか意識して聞く

英語表現に関するさらに多くの解説記事は、fiiney to 英語でもご紹介しています。

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