Hi, there! お久しぶりです。今日は、冠詞「a」に慣れるハロウィンのチャンツを WeeSing からご紹介します。
The Dark House では「あるひとつの」という意味の不定冠詞「a」が子供に分かりやすい展開で出てきます。
ここでは 「a」の対としてthat ( 指示代名詞) が使われているのですが、これは「a」と「the」の使い分けに繋げることもできます。
お化けが ” Boo! ” と出てくる楽しい本を作ることもできますよ。何枚か写真を載せます。さぁ、いきましょう!
The Dark House の歌詞
チャンツは ” WeeSing for Halloween” から引用します。
CDでは一行ずつエコーがあるので、子供達は聞いた文をそのまま発声できます。
In a d-a-a-a-r-k, dark wood, ( echo)
There was a d-a-a-a-r-k, dark house…
And in that d-a-a-a-r-k, dark house…
There was a d-a-a-a-r-k, dark room…
And in that d-a-a-a-r-k, dark room..
There was a d-a-a-a-r-k, dark cupboard…
And in that d-a-a-a-r-k, dark cupboard..
There was a d-a-a-a-r-k, dark shelf…
And in that d-a-a-a-r-k, dark shelf..
There was a d-a-a-a-r-k, dark box…
And in that d-a-a-a-r-k, dark box..
There was a GHOST!
「作者不明」” WeeSing for Halloween ” より
慣れたら子供にチャンツを先導するリーダー役を任せるのもいい
このチャンツを面白くするのは、最初にリーダー役をする私達「講師」の役者ぶりにかかってくるかもしれません…
「スリラー」のナレーションのように盛り上げられるといいのですが、そうでなくても楽しくなる方法もあります!
お化けが出る The Dark House を作る
めくる仕立ての簡単なクラフトで、チャンツを盛り上げましょう!
最後の ” Boo! ” のところでお化けが出るようにすると楽しいです。
思いつきで作ったのですがとてもウケて、もう15年以上使っています。
文に合わせてページを作る
本のように、片側から開く仕様でもいいと思います。
私は両開きにして、中に入り込む気分が出るようにしました。
「ある、くら~いくらい森の中に」のエコーが終わったときにページを開く。
開くと「ある1軒の家がありました」となります。
画用紙に絵を描いて、真ん中で切っただけのものです。
cupboard は食器棚。かなりてきとうな絵ですが「言ってめくる」という作業が大事なので大丈夫。
一番重要な「box」は、蓋が開くように作ります。( テープで見にくいですが、もとは黄色い十字架型の鍵が描いてありました )
「お化け」は蓋を開かないと見えない位置に貼っておいてくださいね。大事なポイントです!
お化けに驚くのは最初の一回だけ。それでも何年も繰り返せます。
何かが始まりそうなイントロといい、最後の音も「オバケ」が消えてしまう感じがしていい。
薄暗い中だと一層楽しいです。( ほぼ暗唱なので文字は見えなくても大丈夫 )
冠詞 「a 」と指示代名詞「that」
抜け落ちやすい冠詞の「a」。これに意味があるのだ、という認識を持ってもらうことができます。
冠詞「a」は「あるひとつの」という意味。「誰の」などと特定しない「とりあえず1個の」。
このチャンツでは分かりやすい順番で出てくるので、日本語でばっちり説明してしまうといい。
ある、くら~いくらい森の中に
一軒のくら~いくらい家がありました
そしてその、くら~いくらい家の中には
ひとつの、くら~いくらい部屋があって…
一軒の家が出てくる。「そしてその家」= that house の中には、「ある一つのくら~いくらい部屋」がある。
他にはちょっと明るい部屋も、まぁまぁ明るい部屋もあるかもしれない。けれど「くら~いくらい部屋がひとつあったのだ」と、言われる。
そして「その部屋には」の言葉で、指示された部屋に視点が移っていく。
特定しない「あるひとつの〇〇」が、指示されて「その〇〇」と決まっていく。その過程を目の前で確認できます。
子供英語では「a」と「the」も、さまざまな機会で確認していきます。大量の文に接することで、自然と習得する部分も多い。
例えば
The sun is shining. The sky is blue.
など、the のみが付く名詞に「a」をつけると、違和感を覚えるでしょう。
また、次の2つはどんな椅子なのかが違う。
① Find a chair.
② Find the chair.
① どれでもいいから椅子を一脚みつけてね
② あの椅子を見つけてください ( 話者が特定している椅子 )
中学で「a」のもつ不特定性を学びますが、先に触れておくと、理解は早く深くなると思います。
「a 」で起こるリエゾンにも慣れる
「a」の意味だけでなく、音にも慣れます。
よくリエゾンが起こる単語ですね。小さくなるからといって消えはしない音です。
In a ~ イィなっ
~ was a ~ わぁっざ
前の子音と繋がって、こんなふうに聞こえます。
何度も意識させておくと、作文する時に抜け落ちが少なくなるはず。
( There is の後が固有名詞の場合は、a も the もつきませんが「固有名詞」は分かりやすいので、そこを混同するお子さんはあまり見受けられません。)
まとめ
今日は、楽しく冠詞に注目できる、ハロウィンにうってつけのチャンツをご紹介しました。
作者は ” Unknown ” ( 不明 )ですが、WeeSing for Halloween に掲載されています。
この本の中で、子供英語で使える曲を紹介した記事もあります↓↓
他にもハロウィン関連の記事があります↓↓
チャンツの The Dark House とほぼ同じ展開の絵本もあります。こちらもおすすめです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
前回の投稿から間が空いてしまいましたが、元気にしております。皆様の投稿を読んで私も頑張らなくては!と思いました。
「鬼滅の刃」が放送されていますね。面白いですねぇ。前向きな元気が出てきます。いやいや、またひとつ楽しみができて嬉しい。
それではまた、ごきげんよう!