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今日は ディズニー英語 “Magic English” の効果と、出てくる単語や表現のレベルと感想をお話しします。
ディズニーの世界を存分に楽しみながら英語も学べるこのDVDシリーズは、DWE と比べたらずっと安価なのでご検討の方も多いかと思います。
私は Magic English を小学生の発音練習や文法の定着、自分から英文を作り出す練習としても使ってきました。
子供達の集中力が増すので、ちょっとした隙間時間で大きな効果があったと感じています。それではご紹介します。
Magic English の効果
Magic English に添付の冊子に「繰り返し発音される単語を聞いているうちに、みずから発したくなるように作られています」とあります。
その通り、ほとんどの子が声を出します。繰り返し聞き発話していくと、発音とリズムが整ってくる、そういう効果があると感じています。
効果① 難しい語も良い発音になる
単語を英語らしく発することは子供にとって難しいことではありません。
単語だけなら週一英語でも半年くらいすれば、驚くような発音になるでしょう。
しかし長い文を学ぶようになると崩れてきがち。難しい単語が出てきたときにも崩れやすい。(* それに関する記事もありますので後で貼ります )
Magic English では、中学英語くらいの単語もでてきます。
例えば afraid, dangerous, wild, happen, away, geography, trouble, another など
これらは教科書で出てきたら読めない子も多い。
wild なんて、4つの音から成るのに母音が1つしかないので、意外と難しいですよね。
Magic English は映像と英語だけで流れるので、目は映像に、耳は英語に集中します。息遣いや、強弱、伸ばされる音もそのまま入ってくる。
wild も「ワイルド」には絶対にならない。
出てくる単語が幼児英語の枠にはまっていないので、難しい単語も良い発音で聞いたり言ったりできる。
これは Magic English ならではの効果だと思います。
効果② 歌でネイティブみたいな発音
自分でできる「ネイティブみたいな発音」の練習には、歌やチャンツが一番いいと思っています。
発音のルールに慣れるには、ある程度の英語量を聞いたり発したりする必要があります。
Magic Englsih には「こたえよう」とか「くりかえそう」のコーナーの他に「歌おう!」というものがあって、これがなかなか良い。
短いうえに歌詞つきで、ノリもいいので何度も歌えます。
「繰り返しが必要」な英語の発音が、嫌な練習にならず、楽しく取り組める。
例えば「からだ」の歌。ディスコ調で
My body, Your body ~とありますが、これをカタカナ音で発音する子はいません。全く違うのです。ノリが。
ほんの一例ですが
Who’s afraid of the big bad wolf?
It’s good to be at home.
Everyday life, this is what hapens, ~などをスムーズに歌えたら
小さく言う音、繋げる音などが正しい証拠。
in a など、歌っていくうちにルールが身について、ネイティブのような発音ができるようになる。そんな効果があります。
*「ネイティブの発音」と言ってもいろいろありますが、ここではビデオや教科書やラジオ教材で話される英語と思ってください。
Magic English の英語レベル
8巻からなるDVDシリーズですが、難易度は易しい順にAレベルが1巻、Bレベルが5巻、Cレベルが 2巻です。
レベルA も充実の内容
レベルA にも、主語は They や We が入ります。
He has~ 、They have ~、と三単現の違いもしっかり練習できる。
形容詞も、疑問文、主語を変えての文などで繰り返され、運用力がつきます。
「挨拶」と「家族」がテーマだからでしょうか、優しい音楽と森の映像が美しく、ディズニーの世界に引き込まれます。
難度が上がるレベルB
レベル B は、英検4級程度。不定詞、進行形、動名詞などが出てきます。
文の流れを掴む練習ができるようになっています。
「 look +形容詞」の表現も多く登場します。
単数、複数には何度も焦点が当てられ、 There’s a lot of snow. のような不可算名詞の扱いも出ます。英語歴によってはクローズアップさせたいですね。
またさまざまな形の疑問文が豊富にでてくるので、瞬時に答える練習もできます。
例えば
what is the seal doing?
— He’s taking a bath with Mickey.
のようなやりとりが大量にあるのですが
Who lives in this house?
Who can fly? What’s the cook cooking?
What is 〇〇 going to buy?
などに、形を揃えて瞬時に答えるのは、文を作り出す良い練習になります。
テーマ「Cooking」では It smells~、It tastes ~, It looks ~の使い方に触れます。
ちなみに、これらは第二文型ですが、
He smells the cake. と第三文型の文も一緒にでます。
「たのしいお家」では白雪姫や三匹の子豚、ピーターパンの島やウェンディの家などが出て「屋根」や「煙突」などの単語もそれはそれは楽しく学べます。
3級二次面接に適したレベル C
レベルC では、未来を表す表現も出てきます。
「答えよう」の問題は直前に答えがないので、映像を思い出しながら自分で文を作り出すようになります。
いたるところに重要構文もでてきて、かけ流しではもったいない。
What a wonderful morning to stay in bed! と長めの感嘆文もあります。
give の使い方、take+ 名詞を+場所 なども豊富。
また全巻共通ですが、言い換えも豊富です。
Holidays at the sea are fun.
They are fun for everybody. 同じ内容の事柄を、主語を変えて表現する。これを知ると作文の幅が広がります。
be going to が出るので、英検3級二次面接の練習になります。さまざまな形で一気にくる質問に、主語と形を合わせて即時に答える練習が積めます。
” Everyday life ” と” The Sea” の歌は中学生にも人気でした。アメリカ英語らしいノリのいい歌ばかりです。
シンデレラの「ビビディバビディブー」の曲が流れたり、
” One day her life will change.” などディズニーらしい夢のある表現がでてくると、心和むものです。
全ての巻で、単語や表現が少しずつ重なって出てくるので次への移行はスムーズです。
まとめ
今日はMagic English についてご紹介しました。
うちでは隙間時間に10分くらいずつ、その時の学びに合う箇所にフォーカスして見ています。
ひとつの show は 20分くらい。小さなお子さん用なら、食事の用意の前にかけ流してもちょうどいいでしょう。
幼児さんやかけ流しのみでは効果は限定的で、視聴しなくなったら何も残らない可能性が高い。それは他の教材でも同じだと思います。
繰り返し続けることが大切なので、年齢によって見方を変えるのもいいでしょう。
小学3~4年くらいなら学校で英語の授業が始まるので、単語や表現がリンクして嬉しく感じると思います。
うちでは文法問題に疲れたり、発音がおざなりになってきた時にもよく使いました。
笑いながら英語が学べるのも、Magic English の効果だと思っています。
長くなりました。最後まで読んでくださってありがとうございました。
前回の投稿から ( また ) とんでもなく間があいてしまってドキドキしています。オリンピック観戦で感動の涙にあけくれていました。いろんなドラマがありましたね!
関連記事を貼り付けますので、お時間のあるときに御覧ください。
Thank you for reading. Bye for now!