こんにちは!フィーニィです
子供と一緒にリスニングと発音の練習をするのに、ディズニーのシンデレラと白雪姫を使う方法です!
手軽で楽しいのでおすすめですよ。私も好きなので、今でも実践しています。
この2本を選んだ理由、使い方の例などを書きたいと思います。
子供とリスニングや発音の練習をしてみよう
ディズニー全般に言えることですが、この二本を練習として使うときに注意することが二点あります。
① 学習用に作られていないので聞き取りにくいところがある。
ナレーションは早いし、小さく言うところはとことん小さく言っているのでほとんど聞こえません。また動物や小人たちのセリフは、声の出し方や喋り方に特徴がありすぎて、日本人の私達にはほとんど聞き取れません。
・小人たちのセリフは( わざとそう作っているのですが ) 文法上の間違えも ありますので学校英語の参考にはなりません。
単語も majesty やら your highness 、throne やら、聞き慣れないものも出てきます。これらは絵本の中では時おり目にしますが、日常ではあまり使いませんね。
ですからそういうところは初めから除外します。
小人や動物のセリフ、ナレーションは聞こうと思わないでいい。
それらを省いても、これらのDVDは練習用にとてもいいです
シンデレラをリスニングに使う理由
リマスターされて映像も美しく見やすいし、何よりシンデレラのセリフが聞きやすいと思います。シンデレラのセリフの特徴は
✔ 比較的ゆっくりで聞き取りやすい
シンデレラは辛い環境にもめげずに、毎日を辛抱強く丁寧に、そして夢見がちに生きています。
そして元は身分ある女性。
そういう設定だからでしょう、彼女のセリフはゆったりと、おおらかに発話されています。
✔ 口調が上品で発音の練習にも良い
シンデレラのセリフは全体を通して上品で文法も正しく、まさに母親が家で使うにはぴったりだと思います。
例えば、意地悪な猫のルシァーをたしなめる時の「Lucifer! 」という口調。
「もう片方の足」という意味でいう ”another one” など、
抑制がきいていて、子どもに対する母親の言い方のお手本になりますね。
✔ シンデレラの発音がきれい
シンデレラの発音はとても綺麗。
例えば 「新しい一日を始める」というところの start という語。
” ar ” の部分の舌の巻き方が品よく、最後の t も心地よく聞こえます。
よく知っている単語で、言い方が日本語と違うものこそ、お手本にするといいですね。
✔ 日常会話のリスニングにもなる
ネズミたちに向かって言う
・どうしてそれをはやく言わないの?
・こっちがいいかしら
・朝ごはんよ
とか、他にもお願いするときの言い方など、口調が参考になります。
自然な会話でゆったりめ、しかも子供に向かって言うようなセリフがたくさんあるのです。
日常会話のリスニングの練習になりますね。
ディズニーの白雪姫をリスニングに使う理由
白雪姫は小さな可愛い女の子なのですが、こちらもお姫さまなので口調は優しく簡潔なセリフが多いです。
物語の前半はご存じの通り、命を狙われた白雪姫が森に逃げて、そこに住む小人たちと出会い、暮らしていく、というもの。そこがねらい目です
✔ 友達との会話のリスニングとして
白雪姫は家の中の様子から小人たちのなりを想像していたので、推測のセリフも多いです。
「~かしら/ でしょう?」とか「~にちがいないわ」、「~という意味かしら?」などのセリフは物語の中で知ると使い方を間違えないようになります。
こういう文は、子どもが友達とかわす会話によく出てくるものです。ちょっとした言葉のアクセントや、調子のつけ方、語尾の上げ下げなど、参考にできることが多いですよ。
例えば、You mean ~は「…ってこと?/ …なの?」の意味で、相手の言葉を確認する便利な表現です。
✔ 家の中での会話が参考になる
家具の語も多いですし、動物たちとお掃除をするシーンもあります。
・箒で掃く
・流しに入れる
・ラグなど、生活感のある英語が聞こえます。
このシーンの歌も素敵です!
また、食事の用意をしたり、くつろいだりするシーンもあります。
食事の前に白雪姫が言う「手をみせて」は、まるで母親のようですね。そのまま真似したい言い方です。
✔ 小人との自然な会話がためになる
例えば、
It won’t take long.
「長くはかからない」という意味でよく耳にする言い回しですが、こういう文こそ、いざ英語にしようと主語をどうするか迷うものです。
You’re sure ~? は、あなたは本当に~?と念を押す表現です。
” You’re sure you’ll be OK? ”
「ほんとに大丈夫なの?」
Be sure to ~も頻出ですね。「必ず~して」
Be sure to lock the door. 「必ず、鍵を閉めてね」
中学くらいだと習わない文ですが、慣れると便利だし応用の効くものです。
楽しんでおくのは悪いことではないはず。
子供とのリスニングにディズニーを使う方法
短いゆっくりした場面から始める
もしくは聞きたいところ。一度に長く聞かなくていいです。今日はここ、と決めてもいいですね。字幕も英語にします。
① まずはおおまかに聞く。
頭と目をニュートラルにして、耳だけ集中。
② 聞けなかったところは字幕をみる
文が長いなら一時停止して文を確認してから
③ 聞けなかったところの前で一時停止
これから出てくる難しい文を頭の中で整理してから聞く。
④ 字幕から目を離し、耳で聞く
おおまかに意味を掴み続ける
リスニングは、大まかに何を言っているのか掴み続けるのが目標です。
このシーンと決めて、全体で何を言ってるか分かれば
いいんです!
繋がる音、飲み込む音、小さくなる語を意識する
消えてしまったり、省略されたり、文字として見ると知っている単語なのに、そう言ってない!というような単語ってありますよね。
それがあったらラッキーです!
せっかく選んだシーンですから、ぜひ子供さんと一緒に聞きましょう!
「ゴナ」って聞こえるね、と耳をそぱだてるようにしてみましょう。
カタカナの「ゴナ」とは違うのが、子供さんには聞こえるかもしれません。
どっちが上手く真似できるか、やってみよう!とするのもゲームみたいでいいですね。
繋がる音
going to ⇒ ゴナ
an hour ⇒ アナアウア
at all ⇒ アトー
keep it ⇒ キーピッ
one another ⇒ ワンナナダァ
come around ⇒ カマラウン
このように語の
最後の音と次の母音が繋がることはよくあります。
Keep it up ! ( がんばって) は「きーぴりあっ」って聞こえるほどです。
つながるんだ!と心に留めて聞いてみるといいでしょう
消える音
suddenly ( 突然に) という語があります。
サドンリーとカタカナで言いますが、実際は多くの場合で
サー(ンン) リーと聞こえます。dden の部分は飲み込むように言うのです。
ルンとか、ンン というように聞こえます。というより聞こえない、かな。
しかし、そこには確かな、間があるのです。
absolutely の te もそうです。
単語検索して、発音を聞いてみてください。
何年も前ですが、ネイティブの先生が「私達はその小さな間を聞き分けている」と言っていました。
身近なところでは、hot もほとんど「ハッ」ですよね。
でもそこには t を言ってる間がある!
ぜひ、間を感じてください
とても小さくなる単語もあります
前置詞や、it など、代名詞も小さくなりがちです。
him は、「イム」くらいです。
良く知っているはずの単語で、聞きにくいなと感じる単語がポイントです。
こういう単語が聞こえるとリスニングに強くなりますよ。
子供と発音練習でディズニーを使う方法
何度も聞いて分かっている文なら、ぜひ子供さんと一緒に言ってみましょう!
好きなシーンをセットしてみましょう!
大切なのは、気持ちを込めること。その状況に自分がいると想定して言いましょう。
声の出し方、息継ぎの箇所、リズムも同じにして言います。
シーンを通して、練習したセリフは被せて言いましょう!
同じように言ってみる、のが大事
英語は思ったより、上下のリズムが大きいものです。
とにかく「同じように言ってみる」ことを意識してみてください。
・出だしの強さ
・長く強く言う単語を意識
・なるべく舌を巻かない
下を巻く音は、ありそうでそれほどないものです。
とくに「ら、り、る、れ、ろ」は、
” R ” は巻きますが、 ” L ” は巻きません。
必要ないところで巻かないようにするのも、練習ですね!
Don’t worry. It’ll be all right.
などの短いセリフは日常生活でどんどん使っていきましょう。「かっこよく言える」文が増えていきます!
英語と日本語は声の出し方が違います。
英語は息をたくさん出していいます。
Hello. は、ハローとも、ヘローとも少し違う。h のハッという息で始まるのです。
ディズニー映画を使うのですから、なりきってみましょう!
プリンセスですからね!
身振り手振りも加えて楽しんでください!
最後まで読んでくださってありがとうございます。
It’ll be all right. の音など、音に関する記事を貼り付けさせていただきます。どうぞお時間のあるときにご覧ください。
ではまた。See you soon!