How have you been? 久しぶりの投稿になってしまいました。お元気ですか?
call upon は 「( 正式に ) 求める、頼む」で、受け身の形で「お呼びがかかる」という意味で使えます。
今日は、絵本作家のエリック・カールさんの後書きの文をご紹介します。
絵本の裏表紙内に寄せた文の中に「call upon」を見つけたので、少し引用させていただいて、英文を見てみようと思います。( 絵本は ” Pancakes, Pancakes! ” )
楽し気な文で「 call upon 」の他にも「those who 」など確認したい表現が満載です。
ちなみに「裏表紙」は英語で ” back cover ” 。「裏表紙の内側」は ” the inside back cover ” です。( 表紙用の厚紙の内側部分 )
では、始めます。
call upon 含む ERIC CARLE さんの後書き
これは ” Pancakes, Pancakes! ” by ERIC CARLE の裏表紙の内側に書かれています。
シェフ姿のエリック・カールさんの写真 ( フライパンの中身は絵本! ) に目を奪われ、ワクワクしながら文を読み始めました。
次に引用します。
when asked 尋ねられた時には
最初の部分は、分詞構文、仮定法と続きますが、However で逆転する流れを掴むとスッと理解できると思います。
This photogragh of me in a chef’s outfit is misleading. I am not a great cook.
However, when asked what I would like to be if I were not writing and illustrating books for chidren, I have expressed my secret wish : to be an executive chef in a large and renowned hotel kitchen.
” Pancakes, Pancakes! ” by ERIC CARLE より
「このシェフの装いに身を包んだ私の写真は誤解を招きますね。私は素晴らしい料理人というわけではありません。
しかしながら、もし子供達に本を書いたり絵を描いたりしていないとしたら何になりたいかと尋ねられ時には、秘密の願いをうちあけてきました。
それは、名高い大きなホテルのキッチンで総料理長になってみたい、というものです。」訳 fiiney
when asked = 分詞構文「尋ねられた時には」
what I would like to be = 関係代名詞 what 使って「なりたいのは何なのか」
if I were not writing = 仮定法「書いてないとしたら」( 現在との乖離 )
hardworking ( 形) 働き者の
続きを引用いたします
I see myself in a white chef’s outfit, supervising a large and busy staff of hardworking cooks, sampling their roasts an sweet desserts.
” Pancakes, Pancakes! ” by ERIC CARLE より
「白いシェフ服を着て、忙しく動き回る料理人たちの大群を取り仕切っている自分が目に浮かびます。ロースト肉や、甘いデザートを味見している自分の姿がね」訳 fiiney
supervise = 監督する
roasts = ( 動詞 ) オーブンで焼く、炙り焼きにする , ( 名詞 ) 焼いた肉
「~している」を意味する現在分詞 supervising ~, sampling ~ を使って「どんな自分の姿なのか」の情報が足されている表現。
call upon の部分
call upon が出てくるところを引用します。
All right, back to reality! I do know how to prepare a few dishes when called upon. Those who have tasted my pancakes, crepes really, have spread the rumor that they are devastatingly dilicicious. When I was a young boy, my mother showed me how to make a pancake.
” Pancakes, Pancakes! ” by ERIC CARLE より
「オーケー、現実に戻りましょう。私だって、お呼びがかかれば、何品か作り方を知っていますよ。
私のパンケーキを ( 実際はクレープですけれど ) 食べたことのある人達は、とびきり美味しいパンケーキだ、という噂を広めているんですからね。
私が少年だった頃、母がパンケーキの作り方を教えてくれたのです。」訳 fiiney
called upon = ( 正式に) 求められる
ここでは、総料理長を夢見るけれど、料理はそれほど上手くないと告白した後に「それでも頼まれれば何かしらは作れますよ」という意味で使っています。
those who ~ = ~な人たち、~する人たち
rumor = 噂
devastatingly = ( 副 ) ものすごく、驚くほど、 読み方は「でヴぁすていてぃんぐり」
アクセントはイギリス英語で 「でヴぁすていてぃんぐり」
アメリカ英語で 「でヴぁすていてぃんぐり」
* very delicious でなく devastatingly delicious ですからね。「とんでもなく美味しい」とか「驚異的に美味しい」ということになります。
食べてみたいですねぇ!
この後、詳細な「作り方」や「食べ方」についての記述もあります。ご興味のある方はぜひ本を手に入れてみてください。
最後に本の紹介をさせていただきます。
絵本 “Pancakes, Pancakes! ” の紹介
この本は「朝ごはんにパンケーキが食べたい」と言うジャックが、麦を刈るところから始めて、パンケーキを作り、それを食べるまでの過程が描かれています。
なかなかパンケーキが食べれない、絵本ならではの進行に、Are you kidding? と突っ込みたくなりますが、美しいコラージュに魅了されて即購入してしまいました。
ジャムやパンケーキが本当に美味しそうなのです!
打ち付けられて飛び散る穂も綺麗。
文字数が多く、難しい単語も出てくるので小さなお子さんが読むには向きませんが、とても美しい本なので、眺めるだけでも価値があると思います。
最後にパンケーキの作り方があるのも嬉しい。devastatingly delicious なパンケーキが作れるかな。
最後まで読んでくださってありがとうございました。それではまた!