Hi, How are you doing?
子供は英語のスラッシュリーディングが得意ですが、それはどうしてでしょう。
その過程をご紹介します。実際に「おさるのジョージ」でひとつやってみませんか。
スラッシュリーディングはかたまりごとに英文をつかんでいく読み方です。
< 今日の内容>
・子供はスラッシュリーディングが得意
・かたまりごとに英語を掴むとは
・スラッシュリーディングをおさるのジョージでやってみよう
子供はスラッシュリーディングが得意
子供の頃から英語に親しんでいるお子さんは、スラッシュリーディングが得意です
子供が最初に出会う英語は1つの単語です。
小さい頃に英語を始めるお子さんは、どんな形であれ「単語」から入ります。
Hello! とか、dog とか、look などですね。
そこから
Good morning!
my dog や big apple, や
ride a bike, や Look at that!
などの2~3語のかたまりになります。ここがポイント。
英語教室やテキストなどでは、この2~3語のかたまり英語を多く学びます。 ORT に代表される学習用に書かれた絵本もそうですね。
どんなかたまりか、少し見てみましょう。
get up 起きる
have lunch お昼を食べる
run fast 早く走る
sleep well よく寝る
go to the store 店に行く
look at the sky 空を見る
my friend Risa 友達のリサ
a big black cat 大きな黒猫
a cat in the box 箱の中の猫
time for dinner 夕食の時間
do my fomework 宿題をする
ほんの一例ですが、このようなかたまりを数多く使っていきます。
子供は最初は小さな「かたまり英語」を学んでいるのです。
言い換えれば、子供は文が長くなっていく過程を一番小さなかたまりから知っている、ということになります。
ここで言う「英語のかたまり」はそのまま「スラッシュリーディング」でスラッシュをいれる単位になります。
だから子供はスラッシュリーディングが得意。身につけるのもとても早いです。
それではもう少し長い文で、子供が「かたまりごとに英語を掴む」様子を見てみましょう。
長い文をかたまりごとに掴む
pizza が少しずつ長くなっていく過程
pizza →
a big pizza →
a big pizza with tomatoes →
I had a big pizza with tomatoes. →
I had a big pizza with tomatoes at the new restaurant.
子供の英語は、このように長くなっていきます。
それぞれの過程で、他のバージョンやら、違う単語を使ってたくさん練習するので「かたまり」そのものに慣れています。
スラッシュを入れてみると、徐々に長くしていった「かたまり」ごとに入るのが分かりますね。
I had / a big pizza / with tomatoes / at the new restaurant.
子供にとってスラッシュを入れる箇所は、とてもなじみのある場所なのです。
Do you remember the big pizza with tomatoes that we had last week?
このような文も「かたまり」を正しく認識すると、意味を間違えません。
子供の頭の中では
覚えてる? 大きなピザ トマト入りの 私たちが食べた 先週
となっています。
分詞を学んだなら、同じようなやり方でこのような文も理解します。
I saw my friend Risa crossing the street to the supermarket yesterday.
私は見た 友達のリサ 道を渡っているのを スーパーに向かって 昨日
( 私は昨日、友達のリサがスーパーへ向かって道を渡っているのを見た )
スラッシュで区切ると
I saw / my friend Risa / crossing the street / to the supermarket / yesterday.
子供が使ってきた「かたまり」なのです。
読むときの息継ぎは、このスラッシュの中のどこかに入れます。
では「おさるのジョージ」でスラッシュ入れをやってみましょう!
おさるのジョージにスラッシュ入れよう
参考にするのはこちらです。
” Curious George Makes Pancakes “
by MARGARET & H.A.REY’S
” It was a fundraiser held every year to make money for special programs at the children’s hospital. “
from ” Curious George Makes Pancakes ”
面食らいますね。
ポイントは文の始め。 it was なので be動詞の文「それは~だ」の文だということを見抜くこと。
以下の点に注目すると分かりやすいです。
・この文の主語と述語は「それは~だ」
・名詞の後ろは修飾する語句が来やすい
・「~するための」の不定詞
・「~のため」の 前置詞 for
ではスラッシュを入れてみます。
” It was a fundraiser / held every year / to make money / for special programs / at the children’s hospital. “
それは資金集めの会である 毎年開催される
お金を作るための 特別行事のために 子供病院で
日本語にするとこんなかんじ
「それは毎年開催される資金集めの会でした。子供病院での特別行事のためにお金を集めているのです」
どうでしたか?
おさるのジョージは文が長いので、スラッシュリーディングにもってこいです。中学生まで練習に使えますよ。
いったんやり方を知ったら、スラッシュ入れなくてもそう見えるようになります。
目の付け所が違ってくるのですね。
目のつけどころと言えば、この本の中でもジョージはいろいろやらかしてかわいいです。
CD付の本もあります。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
スラッシュリーディングを、小さい子供に取り入れる本はこちら ↓↓
分詞を扱った記事もあります。
それではまた。
Bye for now.