英語絵本 "The Very Hungry Caterpillar" で単語の増やし方を紹介。曜日と動詞で文を作ろう!

こんにちは、フィーニィです

英語絵本 ” The Very Hungry Caterpillar ” を使って単語数を増やすアイデアです。

曜日味の形容詞、さまざまな動詞などたくさんの単語を、この一冊から広げて習得しましょう!

 

最後は英語歴2年くらいを対象とした、動詞を使った文を作ります。曜日もからめめることで、本の世界にも戻れるアクテビティとなりますよ。

 

この記事は 2019 5月のものを、単語数を増やすアイデアに焦点をあてて加筆修正しました。( 2020年 4月29日 )

 

さぁ、はらぺこあおむしで、使える単語を増やしましょう

 

 

  “THE VERY HUNGRY CATERPILLAR” by Eric Carle

 

The Very Hungry Caterpillar (with CD)

The Very Hungry Caterpillar (with CD)

 

 

日本語版でも有名なこの本は

・曜日と食べ物

・あおむしが蝶々になる過程

が小さなお子さんにもわかりやすい絵で描かれているので、ページをめくり、指さして言うだけでも多くの名詞に触れることができます。

 

私が一番好きなページは、はじめの、静かな夜の様子。

 

青い夜の空に白い月と、大きな緑の葉が美しいですね。

木のみきもツヤツヤだし、卵もピカリと光って見える。

 

大きな背景と小さな卵。ワクワクするスタートです。子供たちがこのページから何を感じとるでしょう。

話しを聞いて、心を寄せてみることも、英語絵本に入り込むきっかけになります。

 

では、単語を増やすための使い方です。

 

曜日の単語を完璧にする

曜日はさまざまな練習ができますね。

歌やカードで導入して「学校が休みなのは」「好きな曜日」などの質問もできます。

 

曜日だけでなく、その周りの単語や言いまわしも練習してみましょう。

対応レベルは

・順番に曜日を言える

・今日は何曜日か答えられる

 

目標は、曜日に関する表現や単語に慣れる、ことです。

 

水曜日の二日前は?

子供にとって少し難しい表現は、集中力が増して楽しいですね。

やってみましょう!

 

次の曜日を英語でこたえよ

 

問1. 水曜日の二日前

問2. 金曜日の次

問3. 明日は?

 

すぐ言えることが大事です。

問3はひっかけです。こういうのが子供は好きです。

 

 

答え

1.   Monday

2.   Saturday

3.   こたえはいろいろ

 (これをやってる次の日ですものね)

 

「曜日」まわりの英語を増やす

先ほどの 「水曜日の2日前」を英語にします。

ここでの目標は「~前」「二日」「三日」などの表現を知ることです。

 

カレンダーなどを使い、ジェスチャーで感覚を掴んだら、どんどん質問を浴びせて、できるまで繰り返しましょう。

 

こういう問題はテンポがいいので、子どもたちも好きですよ。

 

注)   the next day of ~ ( 次の日 )

この the next に慣れていない場合は、ここで導入してもいいでしょう。

歌などで、慣れておくといいですね。

 

* 参考までに、ちょっとした言い回しを歌で覚えるのに最適な本です ↓↓

 

英会話たいそう Dansinglish CD

英会話たいそう Dansinglish CD

  • 作者:松香 洋子
  • 発売日: 2000/07/01
  • メディア: ペーパーバック
 

 

 

 子供さんに、こんな質問をかけてみましょう。

 

・  Three days before Sunday.

・  The next day of Tuesday.

・  Four days after Monday.

 

実際の生活の中でこれを聞かれることはありませんが、曜日をたくさん言う練習になりますよ。

 

これに慣れておくことで、こんな文の意味が想像できるようになります。

The day before Christmas

・ The next day of Halloween

・ Two days before my birthday

 

曜日ではないけれど、「クリスマスの前」「ハロウィンの次」「誕生日の二日前」などが、聞いてわかるようになります。

 

味を表す形容詞を増やす

この本には食べ物がたくさん出てきます。

「可算、不可算」もいきたいところですが、それは他の記事にします。

 

ここでは味を表す形容詞です。

 

絵本に出てくる食べ物だけでも、こんな分類ができます。もちろん個人によって分け方が違ってもいいですね

 

< sweet >

Chocolate cake,    cup cake,  lollipop, orange

 

< sour >

pickle,   plum,  apple, strawberry,  

 

< crispy >

cherry pie

 

< juicy >

sausage,   watermelon,  pear

 

< tasty / rich >

salami,    Swiss cheese

 

 

表にしたり、絵を描いてボードに貼り「発表」にしてもいいですね。

会話の参考は

I think salami is tasty.  What do you think?

Do you think it’s sweet?  

The oranges are sweet, right?   

No?  Are they sour?  OK.  

 

* 複数でなく、すべて単数として進めてもいいでしょう。

 

最初は be動詞で繋げるパターンで練習しておくのがいいですね。

( The salami tastes rich. と taste を使うのは他の時でもいいでしょう)

 

味の形容詞のゲームアイデア

めくって即答ゲーム

 食べ物カードを裏にして順にめくり味の形容詞を言う

 本にない食べ物 ( もずくなど ) 混ぜると楽しい

 

文にしなくちゃダメ!ゲーム

 同じ食べ物カードを使って文で言う

 The apple is sour. など

 

 

はらぺこあおむしで動詞を増やす

 

私はこの絵本でいくつか動詞を導入しています。

 

この絵本は展開が分かりやすい。ということは「食べる」という動詞も理解しやすい、ということになります。

 

ここがポイントです。

「食べる」という動詞をどう使っているか、が分かるのです。

 

「 誰が 食べる 何を 」

英語の基本である、この並びを知ることができます。

ここから、本から離れ子供に使いやすい動詞をいくつか導入しています。

 

例) I play soccer.

 ぼくは プレーする サッカーを

 

日本語と違うのだということを理解してもらいます。

「~する」( 動詞) を知ることで、文ができそうだと思えるようです。

 

 大切なのは

「誰が・何する・何を」ですね。

 

増やしておきたい動詞

動詞」は「何する」にあたる部分の語

食べる、プレーする、読む、など日本語だと、伸ばすと「う」で終わる語ですね。

 

<小学生に知ってほしい動詞>

have,     like,     play,  

(持つ、好む、 プレーする) 

want,     eat,      drink,

(欲しがる、食べる、飲む)

go,    read,    make

(行く、 読む、 作る)

 

write,     practice,    take,

( 書く、練習する、とる )

これくらいでOKです!一度に全部でなくていいですね。このあたりの動詞なら、どれから導入してもいいでしょう。

 

動詞を使って文を作ってみる

せつかくなので、曜日をからめてみましょう。

主語は私でいきます。

 

こんなことをいいたいときどう言うか考えてみよう、と誘います。

 

問a. 金曜日にぼくはバスケをします

問b.   私は日曜日にパンケーキを食べるの

問c.   ぼくは月曜日に5時間授業がある

問d. 私は新しい携帯電話が欲しい

 

日本語の順番にまどわされないで、英語の並びを思い出してもらいましょう。

ぼくは するバスケを 金曜に

 

* ~曜日に、は本では文頭ですが、文末でもかまいません。

 

 

ヒント) * パンケーキ  pancakes

                * 授業     classes

 

*「5つのミカン」は five oranges 

では、5時間授業は?

5つの授業、と考えよう。

five classses ! 思いついたらすごいですね!

 

 

a)   On Friday, I play basketball.

b)   I eat pancakes on Sunday.

c)   I have five classes on Monday.

d)  I want a new cell phone. 

 

「~が欲しい」は子供がよく使う文ですね。

授業がある、の「ある」がhave だということは、慣れておきたい表現です。

 

たくさん文を作れると「できた!」という感覚がつかめますね。

簡単なものを口に出して言ってみましょう!

語順に慣れると、本当に英語に強くなります。

 

曜日を絡めた作文をしたら、

What did the very hungry caterpillar do on Tuesday? と聞いて、本に戻ってもいいでしょう。

子供たちはページをめくらずとも

He ate through two… と答えるかもしれませんね。

 

動詞を使うゲームのアイデア

ジェスチャーゲーム

 身体を使うゲームは王道ですが、盛り上がります。

 泣く、笑う、ジャンプする、這う、など楽しくやりましょう!

 

名詞の絵を見て動詞をつけるゲーム

 ( 難易度高めです)

  裏にした名詞カードをめくり、それに合わせた動詞を考えてかたまりを作ります。

例) ピザの絵→ eat pizza

      写真の絵→ take a picture

   自転車の絵→ ride a bike など

 

それぞれ正解はひとつではありませんね。

 make pizza, も show me the picture  も、buy a new bikeもOKです。

 

 

 まとめ: 単語を増やしたら使おう!

この本は児童英語の世界でも大変有名な本です。

子供用ではありますが、視点を変えれば中学生まで幅広く使えます。

 

幼児なら、色、数、食べ物

英検を受ける小学生なら

ものの数え方、過去形、不定詞、feelの使い方なども学べます。

腹痛がでてくるので、病気の名称にも広げることができます。

 

また、「土曜日」のページにたくさんの食べ物が出てきますので、英語の大事な基本である可算、不可算にも注目できます。

 

今回は、曜日の言い方の練習味の形容詞と使い方、そして小学生が知っておきたい動詞と使う例を上げました。

 

学んだ一般動詞で「誰が 何する 何を」の文をどんどん使っていくことで、以後の英作文が楽になるように見えます。

 

これが全てではありませんが、ひとつの本を使って、いくつかの英語表現を学ぶ例をご紹介しました。

 

はらぺこあおむしはDVDもあります。

本に劣らず美しい映像で、ナレーションや音楽も素敵です。

食べすぎたあおむし君の、具合の悪さ加減に子供達は大笑いしました。

いつまでも、大好きな本です。

 

はらぺこあおむし [DVD]

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最後まで読んでくださってありがとうございました

他にも「誰が 何する 何を」に関する記事があります↓↓

 

www.fiineytoeigo.com

  

ではまた! See you soon!!

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