Hi, there! 今日は関係代名詞の which と関係副詞の where の違い。中学生にも分かりやすい見分け方です。
シンプルな文ですが、例えばこんな場合
① This is the town ( ) I lived before.
② This is the town ( ) I visited last summer.
( ) に入るのは which か where どちらでしょう。どちらも場所 town の説明なのでwhere かというと、そうではありません。
準二級ででそうな語を使った例文と、ポイントを2つ紹介します。
また、which とwhere の問題を少しと、綺麗な絵本もご紹介します!
①which と where 日本語で意味を考える
中学生で関係副詞は難しいですね。よく間違えてしまう場合は、日本語で意味を考えて区別するのも手です。
関係副詞 where 直訳で「そこで、そこに」
関係代名詞 which 直訳「そこを、そこは」
上の問題の答えは
① This is the town where I lived before.
これが街 そこに 私は以前住んでた
( これが以前私の住んでいた街です )
② This is the town which I visited last summer.
これが街 そこを 私は去年の夏訪れた
( これが去年の夏に訪れた街です )
それぞれ、もう少し例文を見てみましょう。
関係副詞 where / そこで、そこに
関係副詞 where あとの文は、日本語に訳すと
そこで 、そこに という意味で場所についての補足をします。
This is the hotel where we stayed last week.
ここがホテル そこに私たちは先週滞在した
( ここが私たちが先週滞在したホテルです )
Is that the bakery where you worked during high school?
あれがパン屋? そこであなたは働いた 高校時代
( あれがあなたが高校時代に働いていたパン屋ですか )
Toyama, where I grew up, has a lot of beautiful mountains.
富山 (そこで私は育った ) には 美しい山がたくさんある
富山は私の育ったところで、美しい山がたくさんあります
関係代名詞 which /そこを、そこは
関係代名詞 which で場所を補足するときは、直訳すると
そこを、そこはという意味になります。
This is the restaurant which I like the most.
ここがレストラン そこを一番気に入ってる
( ここが私が一番気に入っているレストランです)
This is the museum which I used to visit.
これは美術館 私はそこをよく訪れた
子供達がよく間違える問題がありますので引用します。
He lives in Niigata, ( ) is known for its rice products.
1. where 2. that 3. what 4. which
” 英検準2級をひとつひとつわかりやすく ” 辰巳友昭 著
今回は where とwhich から選びます。 ( that は前にコンマはつきませんので外せます)
これは、文の流れを見ると「彼は新潟に住んでいる、そこは米の生産で知られている」となります。
which を主語にした形で「( 新潟) は」という意味です。
「そこは」に適するのは which です。
新潟が場所なので、where を選びがちですが、where は「そこに、そこで」と訳せる場合でしたね。
②関係副詞=前置詞+関係代名詞
関係副詞 = 前置詞 + 関係代名詞
関係副詞の where は、in や at などの前置詞を含んでいます。
where = in which , at which
ということで「そこで、そこに」と訳せても、( ) の前に 前置詞があったら、which です。
前置詞を含んでいる where を使うと、前置詞がダブルになってしまうからです。
例)
The lake in which we swim every summer is very clear.
私たちが、いつも夏に泳ぐ湖はとても澄んでいる
The city which we live in has a big park wih lots trees and flowers.
私たちの住む町には緑あふれる大きな公園があります
* 前置詞は動詞の後ろに残る場合もあります
ポイント : 前置詞と関係代名詞で where と同じに使える。
which と where 問題
London, ( ) I love is an interesting place.
こたえ which
「そこを好む」だから
( ロンドンは私の大好きな街なのですが、面白い場所です )
This is the house ( ) my father was born.
こたえ where
「そこで生まれた」だから
( ここは私の父が生まれた家です )
Do you know the name of the hotel at ( ) they are staying ?
こたえ whcih
「そこに」だけれど、stay at の at があるから
( 彼らが滞在しているホテルの名前を知っていますか)
where の文がある綺麗な絵本
関係副詞 where の文がある絵本はたくさんあるでしょうけれど、私のお気に入りをひとつご紹介します。
” ERNST ” by Elisa Kleven
主人公のエルンストは空想好きの子ワニ。しょっちゅう「もしさ…だったらどうなるの?」とお母さんワニに話しかけます。
エルンストの誕生日の前日、お母さんはチョコレートファッジを作ります。その夜、彼が夢の中で見たのはこんな場所…
where を使った文なので、引用します。
…past meteors, asteroids, galaxies, and moons, untill he reached a faraway world…
where sand was fudgy , and everyone traveled in magic carts…
“ERNST” by Elisa Kleven
「流星を追い越し、小惑星も銀河も、月さえ超えて、やっとたどり着く遠い遠い世界。そこでは砂がお菓子になっていて、みんな魔法の車で行き来して…」
夢の中で世界は広がっていきます。
彼の想像の世界、そこでは、という流れが where でつながっています。
エルンストは、誕生日に「チョコレート・ファッジパイ」を作ってもらうのね。食べたくなりますね!
まとめ
準二級では、関係副詞と関係代名詞の区別を問う問題は、それほど多くありません。しかし練習問題でこれがでるたびに引っかかる、というのも気持ちの良いものではありませんね。
のちのちしっかりと整理するとして、今回は自信をつけてもらうために、準二級で出る which と where に迷う場合、日本語で区別してみる、という奥の手を紹介しました。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
日々の疑問解決やテスト対策に、自分のペースで勉強したい方に↓↓
クリスマス関連の記事もございます↓↓
イースターエッグ染めの記事もあります↓↓
それではまた!