Hi! How’ve you been?
生徒さんの学校で英語の教科書が変わりました。New Horizon から Here We Go! へ。
一番驚いたのは、教科書にQRコードが印刷されていること。
スマホをかざすと音声が聞けるのです。
オンライン授業拡充のために生徒に端末が配布されたことも、このような教科書が出てくる理由の一つでしょうね。
今日は
・中学二年生の Here We Go! を見た( 聞いた ) 感想
・リスニングの準備としても使える、松香フォニックスの WE CAN! シリーズのレベルをご紹介します。
記事で機内放送について取り上げるので、旅行で撮った飛行機や空港の写真も貼ります。
速く長くなった中学のリスニング
QRコードがついて便利になった新教科書ですが、レベルの高さに驚きました。
文が長く、読まれるスピードも速くなっているように感じました。
二年生の「アナウンス聞く」練習では、天気予報と機内アナウンス。
どちらもスクリプトは無し、大人でも集中しないと書き起こせない量と速さです。
例えば「機内アナウンス」では、搭乗口の変更が放送されます。エアラインの名前や機の番号なども繰り返されるので、聞き慣れない名詞の中から重要な語を逃さないようにしなければなりません。
「変更された」は現在完了を使った has changed で表されます。二年生では習わない文法ですが、そのまま流れます。スクリプトがないので注釈もありません。
聞けば、授業の中で全文の意味とりをしたとのこと。キーフレーズを聞きとる練習ではありますが、他の文もしっかり学んだようです。
機内アナウンスの英語が教科書に
参考までに、次のような文が入っています。( 抜粋なので順番はこの通りではありません。)
Please make your way to gate △△.
We’re sorry for your inconvenience.
Please be sure to turn off all electronic devices during take off.
Please refrain from using the lavatories until the seatbelt sign off.
Your pilot today is 〇〇 ◇◇◇. Today’s flight to Narita will take about 14 hours and 30 minutes in the afternoon local time.
本文は三つのパートに分かれていて、自然に近い流れで読まれます。
量も中学二年にしては多め。
Sorry for your inconvenience.「ご不便をおかけして申し訳ございません」こんな表現が2年生の学校英語ででるのは、初めてみました。
WE CAN! で中学英語の準備
私は、小学生の子供たちに松香フォニックスの「WE CAN! 」を使っています。
英検に対応しているという理由で使い始めたのですが、中学準備にも効果があると感じています。
教科書と同じく、子供達の日常の生活がテーマになっているのでリンクする部分が多いのです。
学校英語に近い文をたくさん聞くことができます。
その上、楽しい表現が混じっているのもポイント。そのあたりは長年日本の小中学生に対応してきた松香フォニックス。掴みはバッチリなのです。
では、私のお勧めの WE CAN! 3~5について、レベルなどをご紹介します。
WE CAN! 3 の英語と子供達の様子
比較級が入って、英検4級を受けるレベルにぴったり。
最上級、more, the most, as ~as の表現もあります。楽しいチャンツで刷り込みが狙えます。
「海の生き物」「キャンプ」「お手伝い」「昨日したこと」などのテーマで大量の動詞やコロケーションを学べます。。
又、子供にとって以外と難しいのが「する」の表現。
空手をする、スノボをする、ジョギングをする。こういう表現も取り上げられています。
音声は早めなので、ついていくのが必死の様子でしたが、チャンツに乗り切ることができると、発話がとてもスムーズになります。
WE CAN! 3 まではフォニックスを含む大量の英語をインプットして、口に出す、という形です。
自己発信の練習がはじまるWE CAN! 4
インプットがメインだった WE CAN! 3 までと違い、WE CAN! 4 では英語を使って発信していく練習が入ります。
自己紹介、街案内、学校の紹介から、健康的な生活を送るには何をすべきか? まで、トピックはさまざま。
飛行場でのページもあります。
看板には、JAL とか THA などのエアラインの表記と都市名などもあるので、注目してみると話題が広がって楽しいです。
「旅先からの手紙」では、覚えておきたい表現や、そのまま教科書に出てくるものもあります。
It took six hours to fly here.
I’m having a great time in ××.
数字では「掛け算、割り算」の表現に加え「答えが 600になるような計算問題を英語で作る」という練習もあり、子供が楽しんで学んでいけるように工夫されています。
フォニックスも、au, aw, oa, oe, ui, など、高度な綴りと音を学びます。中学でも問題に出やすい語ですね。
WE CAN! 4 は、より中学に近い英文が組み込まれていると感じます。
長文が読める WE CAN! 5
WE CAN! 5 では、長文を読む練習が入ります。
ハリーポッターの作者、J.K. Rowling さんの記事、世界的なデザイナーの草間彌生さんの記事や「ロミオとジュリエット」「タイタニック」もあります。
読解力を見る問題は中学のテストでも必ず出ます。
記述練習のメールでは、興味があることについて、学んだ文法を使って文を書きます。これも中学二年の作文でよく出ます。
WE CAN! では「いいたいけれど英語にしにくい表現」がポンと出ていたりします。
例えば目標を述べる時によく言う「数学をもっと頑張る」というような文。
ここでは
I want to do better in math. という表現を使っています。
Are you nice to your brother? 弟に優しい? なども直訳で考えると出てこないけれど、聞けば納得できる文。
このような英文をたくさん読んだり書いたりすることで、作文のときにちょっとした差が出る気がします。
まとめ
個人的には oxford とロングマンの教材が大好きなのですが、松香フォニックスは日本人の子供達が英語学ぶのに、とても使いやすい教材だと思います。
子供が言いたがる文がサラリと出てきたり、ちょっと笑ってしまう文や、子供の本音に沿う返事の仕方などがあったり。
例えば「この夏もっと本を読みたいと思う?」「ううん、読みたくない」とか「それって退屈だよ」など。
うちでは女子にも男子にも WE CAN! シリーズが人気です。
新しい教科書、Here We Go! のリスニングは量が多いので、生活の中で触れるような英文を聞いたり読んだりしておくと、良い準備になるだろうと思います。
そういう意味でも、WE CAN! シリーズはお勧めです。
( 私はWE CAN! を使用しているだけで、松香フォニックスとは全く関係はありません。念のため)
貼り付けた写真はシンガポール旅行のものです。最後は、チャンギ空港に着陸する寸前の一枚。胸躍る瞬間です!
WE CAN! シリーズは 3~5がおすすめです。
前回からだいぶ間の開いた投稿になってしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。
中学では行事についての英語もよく取り上げられます。クリスマスのクイズなどもどうぞご覧ください。
それではまた