Hi, there! こんにちは。今日も楽しく英語いきましょう!
theirs ( 彼らのもの ) という単語、難しい気がしますね。 It’s theirs. の意味は「それは彼らのもの」ですが、不自然に聞こえてしまうことはありませんか。
所有代名詞は、単数も複数も受けます。
Mine are ~もOK。じゃ、mines って? 高校受験の 間違い探しや、選択肢に出たりするけど…
先に言いますが、mines という語はありません。ひっかかってはいけませんよ!
では、例文を見てみましょう。ハリーポッターの本や、TOEIC 問題集からも引用します。
theirs の意味と使い方
< theirs の意味 >
theirs は「彼らのもの」を意味する所有代名詞
< theirs の使い方 >
ものまで意味するので後に名詞は続かない
例)
Whose boat is this? It’s theirs.
theirs = their boat
これは誰のボート? 彼らのものです
The house is theirs.
theirs = their house
その家は彼らのものです
Those CDs are theirs.
theirs = their CDs
それらのCDは彼らのものです
「grammar in use 」からも引用します。
We went in our car and they went in theirs.
— Basic Grammar in use より
Theirs = their car
「私たちは私たちの車に乗り、彼らは彼らのに乗った」( 車は一台 )
子供の日常では、こんなふうにも使えるでしょう。
Our kite flew higher than theirs.
僕たちの凧は、彼らのより高く上がった
主語になる場合、対象となる名詞の数に be動詞を合わせます
Our cards are black and theirs are red.
私たちのカードは赤くて、彼らのは黒
theirs = their cards
Your performance in the school festival was wonderful and theirs was really nice too.
文化祭でのあなたたちの劇は素晴らしかったし、彼らのもとても良かったわ
theirs = their performance
TOEIC 問題集から引用
TOEIC の問題集の中に、こんな文がありました。引用しますので、やってみましょう!
Jensen Architects submitted a design proposal along with several top-rated firms, but ( ) was selected because of its style and affordability.
(A) theirs
(B) their
(C) themselves
(D) they
— 「1日1分! TOEIC L&R テスト 炎の千本ノック!」中村澄子 著
難しい単語が並んでいますが、前からおおまかに見ると
「ジェンセン建築事務所はデザイン案を提出した、一流会社と並んで
しかし、( ) が選ばれた スタイルと手ごろな価格の理由で」
そうです、( ) には、主語になる名詞が入らないといけません。theirs が正解。
解説にもこうあります
主語になるのは所有代名詞である(A) のtheirs「彼らのもの」か、主格の代名詞である (D) they「彼らは」のどちらかだとわかります。
空欄後が was なので主語は単数名詞のはずです。
したがって、(D) they「彼らは」は間違いだとわかります
~略~
theirs は指す内容が単数ならは単数扱いに、複数ならば複数扱いになります。
この英文では their design proposal すなわち単数を指すので、 be動詞は was になっています
— 「TOEIC L&R 炎の千本ノック」 中村澄子 著
わかりやすい解説ですね!
所有代名詞は対象となる名詞の数を考えて使う、という問題が TOEIC でも出るのだなぁ、と思うと同時に
単数、複数というのは、英語の基本であることを再確認しました。
Mines という語はない
mines という語はありません。
mine は「私のもの」の意味の所有代名詞。
指す名詞が単数でも複数でも mine です。選択肢にあってもひっかからないようにしましょうね。
例)
This book is mine.
この本は僕のもの
Your pencils are long. Mine are all short.
君の鉛筆は長いね。僕のは全部短いよ。
ハリポタから mine などの引用
ハリーポッター「賢者の石」から、mine, yours, ours, が出てくる場面を引用します。
クリスマスに、ロンのお母さんからのプレゼントを開けるシーンです。
その年はハリーにも編んでくれました。ロンは自分のセーターの色に不満があるようです…
‘ Every year, she makes us a jumper ‘, said Ron, unwrapping his own, ‘ and mine’s alway maroon.’
~~
‘ Harry’s is better than ours, though, ‘
~~
‘ Why aren’t you wearing yours, Ron? ‘
「HARRY POTTER and the Philosopher’s Stone」J.K. Rowling より
上から
「毎年、母さんは僕らにセーターを編んでくれるんだけど」彼は包みを開けながら言った「僕のはいつも栗色なんだ」
「でもハリーのは僕らのよりいいな」
「ロン、なんで ( お前の ) 着ないんだい」
mine’s は、mine is の短縮形
jumper はイギリスで「セーター」のことです
この写真は、イギリスの「ハリーポッタースタジオツアー」で撮ったものです。
頭文字入りのセーターを見つけました。
この場面では、ロンとハリー、双子の兄に一番上のお兄さんまで登場して「君の、僕たちの、僕の」といった所有代名詞が次々とでてきます。
まとめ
theirs, mine, yours, などは「もの」まで含む所有代名詞。
後に名詞を置かない。
単数、複数とも受ける
前に出てきた名詞の繰り返しを避けるために、どんどん使ってみましょう!
話すためのスタディサプリはこちらです↓↓
ハリーポッタースタジオの写真はこちらにたくさんあります↓↓
記事の中で紹介した、中村澄子氏の TOEIC 問題集。出る単語が詰まっています↓
2020年発行の「2」も出ています!
最後まで読んでくださってありがとうございました。
それではまた!Bye for now.