Hello! Nice day, isn’t it?
今日は英語の「ライム」の意味と、単語の例、そしてライムを楽しむのにぴったりの絵本を紹介します。
「ライム」とは「韻」のことです。最後の音が同じである単語どうしのこと。
綴りは関係なく「最後の音」が同じであれば「ライム」です。
動詞でも使いますので「韻を踏む ( ライムする )」というようにも使います。英文での使い方も見ていきましょう。
最後にとっておきのライムがありますので、ぜひ見てみてください。想像のついた方もいらっしゃるでしょう。
アリゲーターのアレです!
ライム ” Rhyme ” の意味
「ライム」とは「韻」のことです。
まずは「rhyme 」の単語をどう使うか見てみましょう。名詞と動詞が同じ形です。
動詞として使う “rhyme “
「韻を踏む」という動詞で使う文は
“cat” and “hat” rhyme.
( 猫と帽子は韻を踏んでいる )
Let’s find words that rhyme with “boat”!
( 「ボート」と韻を踏む語を見つけよう! )
Does ” glue” rhyme with ” blew “?
(「のり」と「飛んだ」は韻を踏んでいますか )
名詞として使う ” rhyme “
Find a rhyme.
( 韻を踏んだ語をみつけましょう)
Can you think of a rhyme for ” vine”?
( 「ツタ」と韻を踏んだ語を思いつけますか )
前置詞は ” for “ です。
ライムしている単語の例
boat , goat, coat , ( ~オゥト )
vine, wine, fine, ( ~ァィン )
blue, flew, glue, ( ~ㇽぅ )
bright, night, might, ( ~アィト )
follow, swallow, yellow, ( ~ロゥ )
star, candy bar, guitar , ( ~ア~ )
hole, mole (もぐら), pole, ( ~オ~ル)
まだまだたくさんありますが、綴りが違っても、最後の読み方が一緒ならライムしている単語です。
詩や歌などにも素敵なライムがあります。次回ご紹介したいです。
英語絵本「DON’T FORGET THE BACON」
ライムの本としては、ドクタースースの「cat in the hat 」が有名ですね。 今日ご紹介するのも、高度なライムが駆使された素晴らしい本です。
それが「DON’T FORGET THE BACON 」by Pat Huchins
初版は 1976年。
なぜ「高度なライム」かというと、単語だけでなく「かたまり」ごとライムしているからです。
裏表紙の評にも「巧みな言葉遊び」とあるとおり、多少無理のあるところもありますが、子供の感覚の中での「お買い物とライム」が絶妙に組み込まれています。
ストーリーは、買い物を頼まれた男の子が、品物を口ずさみながら歩いて店に行く途中に、目に留まったものにすり替わってしまう、というもの。
すっかり変わってしまった買い物リストで「くださいな」するところから「もしかして違った?」と自問するシーンを少し引用します。
見てみましょう。
SIX CLOTHES PEGS,
A RAKE FOR LEAVES,
AND A PILE OF CHAIRS, PLEASE.
a pile of chairs?
a flight of stairs?
A POUND OF PEARS!
–” DON’T FORGET THE BACON! ” by Pat Hutchins
「洗濯ばさみ6本と、落ち葉を集める箒と、椅子ひとやま、ください」
椅子ひとやま? 階段ひとあがり? 洋ナシ1パウンドだった!」訳 fiiney
日本語にすると間違えようのない品々ですが、英文を口にすると妙にリズムが良い。
前置詞を含んだ二つの名詞の句全体を、ライムさせているからですね。
a pile of は、モノが重なった状態を表していて「山積みの」と訳されることが多い。
a pile of emails 「メールの山」
a pile of homework 「宿題の山」
a flight of stairs の a flight は「階段のひとかたまり」のことです。
途中で踊り場があるような、踊り場までのひとかたまりの階段。
” a rake for leaves “も、お母さんが頼んだのは “ a cake for tea “だったのですよ。声に出してみると、ほら、ライムしていますね。
作者の Pat Hutchins はイギリス人。「お茶のためのケーキ」というところもイギリスらしいです。
またこの本は、絵が綺麗です。
間違いだらけの買い物の品を運ぶ「なんでも屋」のおじさんや、お供の犬がユーモラスに描かれている一方、街の様子は繊細で美しい。
なんでも屋の店の様子、洋ナシを売る市場の風景、ケーキ屋や木々にイギリスらしい雰囲気がたっぷり。
全体的にオレンジと黄色が多く、 rake ( レーキ ) が出てくるので、うちでは「秋」に読んできました。
学習に結びつけるのは少し苦労しますが、カードを作って遊んでおくと、良い導入になると思います。
ライムなどは横において、絵を見てストーリーを追うだけでも楽しいです。
子供らしい展開なのでわかりやすいようです。
まとめ: ライムで英語のリズムに触れよう
ライムは、フォニックスと違い「文字と音のルール」ではなく「最後の音」のみに視点があります。
( * 文字が似た並びになることも多いです )
文や節の最後が同じ音だと、おさまりがいいので、詩や歌、ポスター、宣伝文句などによく見られます。
ということで、英語に多く触れているとよく見つけることができます。
そういう目で英文を見るのも楽しいものですね。
みなさんもぜひ、ライムを探してみてください!
声に出すことは、英語のリズムに触れることになります。
うちではライムが満載のこんな本も使っています。
公文にはライムのワークがあります。薄くて見やすいシリーズなので、私もいくつか使ってきました。
初級から、ご家族で学べるオンライン英会話もあります。↓↓
最後まで読んでくださってありがとうございます。
See you later alligator!
( それではまた後でね )
* これは後に下記の文をつけると「いってきます」「いってらっしゃい」という意味の、ライムをした掛け合いになります。
See you later alligator. In a while, crocodile.
「通じる英語はリズムから」I like coffee, I like tea 松香フォニックス研究所 より
それではさようなら!
Thank you for staying with me.