" What do you say, Dear?" は疲れたときにも気分が晴れる、クスッとなる英語絵本

Hi, there! 今日はお気に入りの英語絵本を紹介します。

 

題名の意味、英語のレベル、文の引用、そして音読を少しつけました。

 

日本語版は「そういうときはなんて言うの?」

 

「小さな紳士淑女のためのお行儀について」のガイド本。といっても裏表紙にあるように「今まで読んだ中で一番笑っちゃうマナー本」です。

 

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What do you say, Dear?

 

絵を描いているのは「かいじゅうたちのいるところ」でおなじみの Maurice Sendak 、文は Sesyle Joslin 。

 

描かれる「そんなとき」は、ありそうでやっぱりない、小さな紳士淑女の場面。

 

挿絵には、ヤシの木がついた豪華な椅子や、大きな羽飾りのついた髪留めなど、日常を非日常に変えてしまうモーリス・センダックのエッセンスが、随所に散りばめられています。

 

少し疲れちゃったときにも、開くと気分が晴れる不思議な本なのです。暑い毎日のなか、子育てやお仕事に大変なお母さまにこそ、読んでほしい本です。

  

 

 

題名 ” What do you say, dear?” の意味

 

What do yo say, Dear?  は「いい子ね、そういう時はなんて言うの?」という意味で、子どもに「行儀よい言葉を促すときに、母親が子供にかける表現」

 

そういう主旨で作られた本は、たいていつまらないものですがね、この本は違います。

 

副題に「A BOOK OF MANNERS FOR ALL OCCASIONS」( 全ての場面においてのマナーの本) とあるところもユーモラス。

 

「All occasions.  全ての場面だからね」と凄んでも、子供をかしこまらせることはできません。

表紙の絵からして、壁を突き破った飛行機から、飛行士が顔を出してますからね。

 

 

What Do You Say, Dear?

What Do You Say, Dear?

  • 作者:Joslin, Sesyle
  • 発売日: 1986/08/01
  • メディア: ペーパーバック
 

  

What Do You Say, Dear?

by Sesyle Joslin

Pictures by Maurice Sendak

 

  

文のレベルと「礼儀正しい言葉」

 

1ページ 5~ 6 行の、比較的易しい文

and ,  but then ,  because などの接続詞で結ばれているので、内容も追いやすい。

 

不定詞、分詞、現在完了などを学んでいる、英検 3級程度でストレスなく読めます。

 

本で紹介される「礼儀正しい言葉」 :

 

No, thank you.  ( いいえけっこうです )

Excuse me.         ( あら失礼 )

I beg your pardon.   ( なんておっしゃいましたか )

May I please be excused?

( 席を外してよろしいですか )

 

などお行儀よい表現。「どういたしまして」や「はじめまして」など子供がよく知っている言葉もあります。

 

本文の引用

 

せっかくですから、ひとつ本文を引用いたします。どれにしようか、迷いに迷ってしまいましたが、ここはやはり「公爵夫人」のところにします。

 

 

 You are flying around in your airplane and 

you remember that the Duchess said, ” Do 

drop in for tea sometime.”

So you do,  only it makes a rather large hole

in her roof.

 

What do you say, dear?

 

— What do you say,  Dear? 

by Sesyle Joslin 

 

 

「君は自分の飛行機で空を飛びまわっていて、公爵夫人がこんなことを言っていたのを思い出します。「ぜひいつか、お茶にいらしてくださいな」

それでそうすることにします。でもそれには、どちらかというとかなり大きな穴を、屋根に開けてしまうことになるわね。

 

そういうときは、なんて言うの?」

 

これの応えは ” I’m sorry.” 

 

他のお気に入りに

荒野を馬で走っているときに、悪者に拳銃を突き付けられて「お前の頭に風穴をあけてやろうか」と言われる、なんていうのもあります。

 

お城の外で花を摘んでたら、ドラゴンが現れて赤い煙を吹きかけてきた。ちょうどその時、勇敢な騎士がパッカパッカと馬でやってきて、ドラゴンの頭をちょん切ってくれます。そういうときはなんて言うの

 

なかなか楽しそうでしょう?どちらも、行儀よく冷静に応対します。

 

このページを読んでみます 

とても短いのですが、引用したページを読んでみました。

素敵な挿絵も少し覗けると思います。

 
 
 
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まとめ

 英語を学ぶのに絵本は良いツールと言われても、何をどう読んだらいいのか迷いますね。

 

講習や勉強会でお会いしたどの先生も試行錯誤されていて、ご自分のお子さんや生徒さんに合うように読まれています。

 

私は学びに役立つものと、単に好きなものと組み合わせています。

 

今日ご紹介したのは、いちおう「学びにも役立つ」けれど「どうしても好きなもの」の部類。

 

みなさんもきっと、読んだら手放せなくなりますよ!

最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

同じように、日常の中の非日常を感じさせてくれる、ジョンバーニンガムの本を紹介した記事もあります。

「ナメクジ団子を食べてみる」など興味ひかれる表現を見たら、現実に使いそうな表現も学んでいこう!という内容です。↓↓

 

 

www.fiineytoeigo.com

 

文中に出てきた「騎士」にまつわる記事もあります。こちらは大人向けで少し難しいです↓↓

 

www.fiineytoeigo.com

 

それではまた。

Bye for now!

 

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