Hi! How are you doing? 幼児に英語の歌を聴かせるとどんな効果があるのか。こんな疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
今日は英語講師である私の体験から、幼児向け英語の歌とその効果についてお話したいと思います。
うちの引き出しには、子供が幼児の頃に聞かせていた英語のCDがあります。クラスでは使わない、完全にプライベートなCD。
たまたま購入した可愛らしいこのCDが、こんなに役に立つとは思いもしませんでした。では、本題に入ります。
私が使っていたのは古いバージョンですが、今は新しいものがでています。
こちらが、私が持っているものに曲目が近いかなと思います。
幼児向け英語の歌の取り入れかた
ベビーの頃には、こんなふうに聞かせていました。
① かけ流し。小さめの音で。
② 自分が気に入った曲を歌う。
③ 身体をくすぐったり、遊びながら聞く。
自分と赤ちゃんに心地よい曲を、BGM のように流していました。
相手はベビーですものね。心地よければそれでよいと思います。
幼児に頃は、ちょっとした時間に歌ってしました。
お絵描きしながら、着替えながら、何かの作業をしながら、などが定番でした。
幼児の英語の歌はどんな曲が良いか
ベビーと幼児に分けてご紹介します。
もちろん、これでなければならない、ということはありません。お母さんが好きな歌が一番いいと思います。
そしてお母さんが好きな曲は、たいてい赤ちゃんも好きです。
ベビーの頃に聞かせていた英語の歌
ゆっくりめで短く、ストーリー性のあるものがおすすめです。お母さんが歌うときに、無意識に表情が出るので、そこがいいと思うのです。
Baa, Baa, Black Sheep
Row, Row, Row your boat
Hush Little Baby
Twinkle Twinkle Little Star
Buzz , Buzz, Buzz
Humpty Dumpty
リズムに変化があるものもいいですね。
Bobby Shaftoe
Pussy Cat
Hot Cross Buns
どれも情緒があって素敵な歌です。
繰り返し何度も聞き、歌っていました。
幼児の頃に聞かせていた英語の歌
2歳くらいになると、少し早めの曲や、長い曲もいいと聞いていました。
London Bridge
Yankee Doodle
Ob-La-Di, Ob-La- Da
チキチキバンバン
I’ve been Working on a Railroad
などを適当な感じで歌いました。発音や意味などは全くチェックせず、ただ楽しい時間という気持ちで。
ヤンキードゥードルやチキチキバンバンではお約束の振付をしたり。
なるべく遊びのようにすると、嫌がらずに聞けると思います。
私の経験では、幼児は難しい歌が歌えます
完璧ではありませんが、幼児は、リズムやアクセントをコピーできることが多いです。
大人だと口が回らないような曲こそ、幼児はテキトウに歌います。そこが肝心なのだと思います。
意味は分からないけれど、口は動く。
この口の動きが、後の発話やリスニングの基礎になっているのではないかと思います。
( なぜかというと、クラスでも小さい頃に歌を多く歌ってきた子ほど、発話もリスニング力もついているのです。
歌っている時間も含めて「英語量が多い」ということに繋がるのでしょう )
ずっと頑張り続けなくていい
英語は、始めたら最後、ずっと頑張らないといけない気がしますが、歌に関しては、のんびりでもいいと思っています。
英語量を増やす、音に慣れる、というのが目標ですので。
私事ですが、子どもが2歳になる頃に、縁あって児童英語講師になるべく勉強を始め、同時にサークルを立ち上げたりして、忙しくなっていきました。
2歳~3歳のときは、ゆっくり英語の歌を歌うことも少なくなっていきます。その代わり
Bingo
Head, Shoulders knees and Toes
Seven Steps
など、いわゆる英語教室で歌うものを覚え始め、4歳になると学習用の歌を歌うようになっていきました。
If You’re Happy
Old MacDonald Had a Farm
The Muffin Man
他、曜日の歌、月の歌、数、色、進行形が入っている歌など、単語や文法が英検などに直結するものも多くなっていきました。
頻度もクラスのお子さん達と同じように、英語を話すのは週に一度きりとなります。
ある年には 「英語でミュージカルをつくる」というイベントに参加してみました。「英語と歌」は切り離さないでいたかったのです。
そのイベントは、アメリカの若者の団体「ヤングアメリカンズ」が主催しています。
さまざまな国に出向き、そこの子供達と2、3日かけてミュージカルを作り上げるというもの。言語は英語のみ。
( その活動は「アウトリーチ」と呼ばれています )
そこで選考のときに歌ったのが
Twinkle Twinkle Little Star
もう何年も歌っていない曲。
ずっと聞かせ続けなくても、記憶に残っているのだなと感じました。
その後、中学受験で週一の英語もお休み。
入学すると部活に勉強にと大忙しの日々。英語の歌とはすっかり離れていました。
幼児の英語の歌の効果
中学に入学してからは英語ができるお子さんも多く、抜きんでて英語が得意、とはなりません。
テストの点数は良いので得意科目ではありましたが、本人はそれほど英語に夢中ということはない、親から見るとはがゆいような時代。
ただ、リスニングは毎回高得点。耳はいい!
後期課程 ( 高校生 ) になると海外研修に参加するも、あいかわらず本人はのんびりしたものでした。
そして、大学生になって ( とうとう )
やっぱり自分は英語が得意だなぁ、と感じ始めたようです。( やっと!)
「小さいときに歌ってたのが良かったかな」と本人。
( * 私は「アルク」の児童英語で講師の道に入りました。アルクの英語は信頼しています↓↓ )
留学生と友達になり「英語で話すことが身近になってきた」とも言います。
英語を話すことに垣根がない人たちがいて、自分もそこに入っていられる。
それは小さい頃から歌うことで英語を発声したり、英語を流れのまま聞くことに慣れているからだろう、と。
ゼミでは、英語でディベートをこなすまでになりました。今までになく英語を学び、使っています。
これからどんな未来が待っているか分からないけれど「英語なしってことはないだろうから、もっとやろうと思ってる」と本人。
まとめ
歌のみで英語の習得できるとは考えてはいません。
英語は触れた量の多さで決まります。時間をかけて勉強するもよし、です。
歌も「英語量を増やす」目的で使えます。
ベビーの頃に聞いたり歌ったりすることで英語の音に慣れると、リスニングや発話の力がつきやすくなる。
述べてきたように、成長する過程でのさまざまな体験の中で、それを実感しました。
英語は好きでも嫌いでもない、と言っていた本人が「英語は得意かも」と認めるようになったし、海外に行ってもコミュニケーションがとれる。
なにしろ大学に入ってからも英語の成績が良い。
みなさんの中には、まだお子さんが小さくて、( 英語にかんして ) どう成長するか心配という方もいらっしゃると思いますが、
英語量を増やすために歌を聞かせるのは、良い方法のひとつだと思います。
毎日の中で、少しだけ英語も取り入れて、楽しんでくださったらいいなと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございます。それではまた。
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