Hi! How are you doing? 小学生、中学生で文法を身につけるため、または身についているか確認するためにどんな練習をしていますか。
とかく英語の文法は順番に出てくるので、前に学んだ文がスッと出てこないとか、半年前に出ただけの単語は忘れた、という事態に陥りやすい。
「ちゃんと覚えているか確認しながら進ませたい」ということで、既習の文法や単語を織り交ぜた質問を滝のように浴びせて、瞬時に正しくレスポンスしてもらうという練習をしています。
今日はその中からいくつか、答えるのに時間がかかったり、間違えやすい問題をご紹介します。
参考にしている質問集の本もご紹介いたします。
英語の質問に答える時の注意
答える際の注意点は次の3つ。
① 正しい文法で答える
② テンポよく答える
③ できるだけ長い文で答える
学んだ文法と単語を瞬時に使うことが目的なので、簡単でスッと答えられるものを多くしています。
間違っていたら訂正して、正しい文法で言う。質問を聞くことも、文法を定着させる練習ですね。
テンポよく答えるのも大切。英検の二次面接で加点がつきますからね。
Yes. No. だけで答えられる質問なら、もう一つ文を加えてもらいます。出なかったらそれでもOKですが「できるだけ長く」が目標です。
では、子供達が間違えやすい質問をご紹介します。
「文法が身につく」英語の質問例
難易度や質問の種類もごちゃ混ぜにすると集中して聞きますが、ここでは分かりやすいように順番を調整しています。
Is your mother at home?
Yes, she is. I think she is cooking for dinner now.
No, she isn’t. She is working.
「いる」という意味での is を使った文。補語が必要な「=」の意味ではないので、とまどう子も多い
Are you in a table-tennis club?
Yes, I am. I play table-tennis three times a week.
No, I’m not. I belong to a tennis club.
* 中学で使うことの多い「部活」の話題はいつでも練習したい。
Are you free tomorrow?
Yes, I am free tomorrow. Do you have any plans?
No, I’m not. I have to clean my room.
Are you interested in muicals?
Yes, I am. I went to see a musical last month.
I don’t know. I’ve never seen musicals.
* 「興味ある?」は加える文がスッと出ない。対象物は何でも良い。
Is Shota good at playing the piano?
Yes , he is. He plays the piano very well.
No, he isn’t. He plays the violin.
* be good at が疑問文になっていることに即座に反応し、三単現の形も忘れない。
Is your bike red?
Yes, it is. My bike is red and new.
No, it isn’t. Mine is blue.
* your bike を it に置き換えるのを迷う場合がある。
Do you have any plans for next weekend?
Yes, I do. I’m going to go shopping with my mother.
No, I don’t. How about you?
* 「~する予定」も日々練習して定着を目指します。
Do you like to go hiking?
Yes. I often go to the mountains with my family.
No, I don’t. Hiking is tiring for me.
* 動名詞、動詞のing 形が形容詞化している形も慣れたい単語。「なぜなら」と理由も続けられる。
Did your sister do her homework yesterday?
Yes she did. She did it before dinner.
No, she didn’t. She played computer games for two hours.
* homework → it 代名詞に変える練習は多いほどいいと思います。定期テストでも「代名詞が指すものはどれですか」という問題がよくでます。
Who’s your homeroom teacher?
Ms. Kimura is.
* I like her very much because she is talented. She can… など。人を形容する文を続けると話題が広がる。
What time does your father leave home for work?
He usually leaves home at seven.
* you ではなく「あなたのお父さん」とするだけでドキドキしますね。
What time dose your school begin?
It begins at eight-forty.
*「 何時に」は at を忘れない
When is your brother’s birthday?
His bithday is June 18th.
* 彼の、彼らの、という代名詞が苦手な場合は多い
What do you think about bangee-jumping?
I think it’s exciting.
I think it’s very dangerous.
* It’s exciting. の形は ” I’m excited. ” と合わせてよく練習したいものだと思います。
How long did you watch TV yesterday?
For about three hours.
* for を忘れがち
Have you ever been to Kyoto?
Yes, I have. I went to Kyoto last year. I liked the old temples.
No, I haven’t. But I have a plan to visit Kyoto next year.
* 完了形も慣れたい形です。
また、例えば中央線と山手線の線路図を見せながら
You are here. Is the next stop Yotsuya? などの単純な形も、子どもにとっては迷いやすい問いです。 ( Yes, it is. / No, it isn’t. The next stop is Shibuya. )
答えは一つとは限りません、内容と文法があっていればOK。
No, she didn’t. などは、No. だけでもいいのですが、文法チェックなので言い切ってもらいます。
まとめと本の紹介
単語ならフラッシュカードという手がありますが、文法を時間をかけずにトントンと確認するなら、質問に答えてもらうのが一番だと思います。
今回ご紹介した以外にも、もっと簡単な即答できる質問もたくさんしています。
ほんの 5~6 分で、ざぁっと復習できます。
みなさんはどんな質問をしているのかな。機会があったら教えてくださいな。
さて最後に本の紹介。
松香フォニックスの「mini book QA-100」と「mini book QA-200」です。
QA-100 でも ” Are you taller than your mother? “ と比較級まで網羅しています。
QA-200 の方では、「血液型は?」「近視ですか」「ファンレターを書いたことはありますか」など、大人にとっても楽しい質問が満載です。
即答するには難しい質問もありますが、大変参考になりました。
私が使っているのは 400円くらいのミニブック。他にCD付のワークブックもあります。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
残暑が厳しいですね。涼しくなったら何をしましょう?