Hello! How are you today?
先日「ライム」について触れましたが、今日は一番星を見つけたときのライムのチャンツ、Star Light, Star Bright をご紹介します。
古いマザーグースのチャンツですが、ディズニーの映画「ピノキオ」の中で、ゼペット爺さんが、これをつぶやいているシーンがあります。
歌詞と訳に加え、子どもが楽しめる文法 ( that 節 ) の導入も、ひとつご紹介します。
今年は生活が一変した年ですが、秋になって夜空は澄んできましたね。
一番星を見つけたら、英語のチャンツを口ずさんでみませんか。
Star light, Star Bright の歌詞と訳
これは、星に願いをかけるときに言う、マザーグースの中のチャンツです。
チャンツなので「歌詞」ではなくて「文」と言った方がいいかもしれません。
日本語訳は、アルク出版「子どもの脳をぐんぐん育てる 声に出すえいご絵本」から引用いたします。
Star light, star bright,
First star I see tonight,
I wish I may , I wish I might,
Have the wish I wish tonight
明るく輝くお星さま
今夜見る一番星さま
かなうかな、かなうといいな
今夜の私の願い事
「声に出すえいご絵本」アルク出版 より
light , bright, tonight, might, と区切りで韻を踏んでいます。
“ I wish I may, I wish I might, ” の部分は、文法は横に置いて、このまま受け取りましょう。
詩や歌には、時にそういうことがありますね。
覚えておくことで、いつかどこかで役に立つかもしれません。
映画「ピノキオ」では、ゼペット爺さんが夜に「願い星」( The wishing star ) を見つけたときに、これを唱えています。
一番星でなくても「星に願いをかける」ときに使えるチャンツである、ということがわかる場面ですね。
ゼペット爺さんは、愛猫のフィガロに向かってこう続けます。
映画のセリフを引用します。
You know what I wished?
I wished that my little Pinocchio might be a real boy.
Wouldn’t that be nice?
映画「ピノキオ」より
何を願ったかわかるかい?
わしの小さなピノキオが本物の男の子になりますように、って願ったんだよ。
それは素敵なことじゃないかい?
私も、子どもの塾の迎えの時に、星を眺めながら歩いたものでした。
澄んだ夜空に星が瞬いているのを見て、ふとこのチャンツを思い出し、口ずさんでみたことがあります。
長さといい調子といい、空に向かって言うのにぴったりです。
that 節の形に慣れることができる
子どもさんなら、次の文の形に慣れておくのもいいですね。
” First star I see tonight. “
that 節の that が省略されている形ですね。
( この that は、形容詞節を導く関係代名詞の that です。)
同じ形でかたまりを作ってみるのも楽しいです。
the book ( that ) I bought yesterday
昨日私が買った本
the pumpkin pie we had last night
昨日の夜食べたパンプキンパイ
the TV news I watched this morning
今朝見たテレビニュース
たいそうな文法の名前がついていますが、子どもにも理解しやすい形ですね。
自分で作ってみると、より身近になって忘れにくいです。
良いチャンスなので遊んでみましょう。素敵なかたまりが生まれるかもしれません。
韻を踏んだ語にチャレンジするのもいいですね。
the cake we bake by the lake
湖のほとりで私たちが焼いたケーキ
このチャンツから、that 節の文に慣れることができ、ライムする語を探すことで、綴りにも注意を向けられます。
素敵ですね。
Twinkle, Twinkle, Little Star のライム
マザーグースには韻を踏んだ歌がたくさんあります。
「キラキラ星」もそのひとつ。一番星に願うチャンツに添えて、この歌も見てみたいと思います。
Twinle twinkle, little star
How I wonder what you are
up above the world so high,
like a diamond in the sky
star と are は「ァ~」という終わりの音が、high と sky では「アイ」という音が韻を踏んでいます。
単語の綴りを見ても気づきにくいですが、歌ってみるとわかります。
英語は何度も口に出すことで、より深く記憶に残っていきます。けれど何度も歌うと飽きてしまうのが難点。
そんな時には、ぜひ「今日はライムに焦点をあてよう」など、視点を変えてみるのもいいですよ。
” twinkle, と little ” もライムじゃない? と気づく子もいるかな。
この歌は、二番、三番、四番も素晴らしくライムしています。いつかご紹介したいなと思います。
まとめ : ライムで英語のリズムを得よう
今日は「お星さまにお願い」のチャンツと「きらきら星」の歌で、ライムを取り上げました。
綺麗な星空を見上げたときには、思い出してくださいね。
以前ご紹介した 「Hush Little Baby 」もライムのある歌です。これも夢のある歌です↓↓
チャンツや歌で英語が喋れるようになるわけではありませんが、これらに慣れている子は、初見の英文でも、リズムを得やすいように見えます。
時間が許すならば、ライムを楽しんでおくといいですよ。
( 楽しみかた )
・目で綴りを感じる
・声に出してみる
・同じライムの語を探して遊ぶ
最後まで読んでくださってありがとうございました。
ライムについての記事はこちらです↓↓
それではまた!
Bye for now.