こんにちは!ドイツ旅行の続きです。
ミュンヘンから、バイエルンチケットで電車移動してローテンブルクへ入りました。
乗り換えの情報と、ホテル スピッツヴェークそしてレストラン ツアヘルのことを、写真とともにお伝えします。
今日も東京は風がビュービュー吹いていますが、コーヒー淹れて、ドイツの旅を思い出します。おつきあいくださったら嬉しいな。
ミュンヘンからローテンブルクへ電車で行く
ミュンヘン、ローテンブルクは同じバイエルン地方なので、バイエルンチケットがあれば、安く行けます。
バイエルンチケットは、各駅の案内所でも、切符販売機からも買えます。クレジットカード対応機器もあります。
1人 €25、2人 €31、3人 €37
というように、人数が増えるほど安くなる。
<注意>
バイエルンチケットは、ICE, IC という表示の「新幹線や特急」は乗れません。
RE, RB という表示の快速電車、普通電車に乗れます。
<かかる時間>
ICE などを使うと 2時間半~3時間
RE, RB だと 3時間半ほど
< 価格の差 >
ICE 使ってミュンヘン→ローテンブルク
大人1人 約 40ユーロ ( 2020年 4月調べ )
バイエルンチケットは3人で 37ユーロ!
ということで、私達はバイエルンチケットでローテンブルクへ向かいました。
日本で時刻も調べられます。↓↓
Cheap Train Tickets | Timetables for Germany & Europe – Deutsche Bahn
駅探のように、出発駅と到着駅を入力すれば候補が出てきます。
注) そのままだと一番早い ( ICE を使う ) 候補が出ます。
バイエルンチケットを使いたい場合は「Local transport only 」のボックスにチェックをいれると、RB を使った候補が出てきます。
< 乗り換え駅 >
参考までに乗換駅と、乗り換え時間について。
表示の乗り換え時間で十分間に合います。
先ほどのDB の時刻表ページでプラットフォームナンバー、電車の行き先駅も表示されます。親切ですね。
現地での表示も分かりやすいです。発音はわからなくても、読めれば大丈夫。
ちなみに steinach は「シュタイナッハ」
<ミュンヘンからローテンブルクの乗り換え>
Munich Hbf ( ミュンヘン )
↓ RB で2時間
Treuchtlingen ( トロイヒトリンゲン )
↓ RB で1時間10分
Steinach ( シュタイナッハ )
↓ RB で 20分
Rothenburg ob der tauber
ローテンブルク・オブ・デア・タウバー
途中駅での乗り換え時間は 5分ほど
ローテンブルクの正式名は「ローテンブルク・オブ・デア・タウバー」
私達はお昼の12時半の電車にしたので、ミュンヘンでサンドイッチを買って、車内で食べました。
車内は広くて綺麗。
窓からの牧歌的な、美しい緑の景色を眺めながらのんびり食べて、乗り合わせた人と話したり。
乗り合わせたおじさま方はルイジアナ出身。
スイスとオーストリアを回ってきた、ということで
「君たちはローテンブルク行くの?いいね。俺たちはえーとどこ行くんだっけ?」
「えーと…もう疲れちゃって、なんでもいいかんじ」みたいなことを言ってました。
アメリカに帰ったら、旅の思い出はごちゃまぜだろう…
そんなこんなで、気づけばトロイヒトリンゲン駅。
乗り換えて、今度はうつらうつらしていると、あっという間にシュタイナッハ。
そこからはもう気を引き締めて、ホテルまでの道を確認したりする。
さあ、いよいよ街中に入ります!
ローテンブルク駅からホテルまで歩ける
旅行雑誌には、駅から旧市街の門まで3分。そこからホテルまでも5分くらいとあった。
窓辺や玄関前の花飾りや鉢が素敵です。
誤算だったのは、道がとんでもなくでこぼこだったことだ。
日本の道とは違うね。
石畳のところもあったからね。
スーツケースの輪が外れるんじゃないかというくらい、バッコンバッコンと音を響かせながら、なんとか着きました。
街はぐるりと壁で囲まれていて、門を通って入る。この石と木の色味がいい。まるで安野光雅の「旅の絵本」の中に入ったよう。
ローテンブルクは町の発展とともに市域が拡張されてきたという歴史があり、11世紀から続く古い区域もある。
中世の時代に作られた門をくぐり、石の壁に沿って歩く。
バッコン、バッコンという音の間に「うわぁ~」という叫びも響かせた私達でした。
ホテル スピッツヴェーク
白髭と大きなお腹の、夏のサンタクロースのような ( 個人の感想です ) おじいさんが経営している「ホテル スピッツヴェーク」
この町の「名物おじさん」だそうだ。
中に入ると、空気がまた静か。こげ茶色の柱ががっしりと組んであり、木の作り付けの長椅子に、簡素なステッチ模様のクッション。
古いレコードの機器と、木のチェス盤、リンゴの籠。クロスに固定された槍の飾りもあった。ドアノブの鋼のデザインがかっこいい。
簡素で古いヨーロッパの雰囲気。大好きなかんじ!
外の鍵も渡されて「夜に外に出るときは鍵をかけて行ってね」と言われる。
黒光りした幅の広い階段を上がると、複雑な方向にドアが向いていて面白い。
二間続きの部屋を予約しました。しっかりした床が気持ちいい。
バスルームも広くてとても清潔。乾燥機能のついたタオル掛けに、大きなふんわりしたタオルが綺麗にセットされていました。
窓から見える景色がなんとも言えずいい。
このホテルにはシャンプーなどが無いので、荷物を解いて、散歩がてら駅前のスーパーまで戻りました。
駅のスーパーは一転して現在の世界。
ハロー、21世紀!
二階のドラッグストアで何でも売っている。着色料のたっぷり入っていそうなアイスクリームソーダを飲んでおく。
そしてまた、中世に戻る。
7月だというのにどんどん寒くなる。夏のヨーロッパは、日本からすると涼しいくらい。いや、寒いくらい。( 暖房のスイッチを入れてしまった )
持って行く服をいつも失敗します。せっかくの旅行なのに、同じ防寒具を着ている写真ばかりです( ;∀;)
ローテンブルクのレストラン「ツアヘル」
ローテンブルクで人気のレストランと言えばここ「ツア ヘル 」
ドイツは分からないけれど、「ツア」” zur ” は、前置詞で「~へ」のような意味があるようです。
「地獄のへの入り口」みたいなことかな。
10世紀頃の歴史的建造物である「ローテンブルク最古の家屋」を利用したレストランだ。
大雨の中で行ったので外装の写真を撮れなかったのですが、質素でお洒落なかんじでした。
地獄ですからね。悪魔がいました。
お肉は、それまでドイツで食べたどのレストランより美味しいと思った。
ここにあるじゃん! 美味しいお肉!
入口は狭いけれど、店は奥に広がっていて、段差のある床や黒い柱、低めの天井が中世ヨーロッパを思わせる。美女と野獣に出てきそう。
私達は予約しないで行ってしまったので、予約の合間に通してもらい、少し慌ただしい食事になってしまいました。
それでもお店の人は優しくて、味もいい。
メニューも日本語版があり、ちょうどいい量のセット料理もあって便利だと思います。
注意はただひとつ。予約をした方がいい!
ホテル スピッツヴェークの朝食
英語で 「big breakfast」という言いかたがあって「たっぷりの朝食」という意味なのですが、ホテル スピッツヴェークの朝食はまさにそれです。
写真に収まっていないのが惜しいのですが、このほかにもいろいろ。
ハムやチーズの量が多い。とんでもなくね。
パンは自分で取りますけれど、これも種類が豊富でついつい取ってしまうしね。
ヨーグルトもね。
この他に巨大なオムライスがあります。
絶対ムリでしょう?
どれも美味しい、ハムとチーズとパンが特に。
食後が済んだ頃におじさんがやってきて、真ん中あたりの席につき、お客さん同志をつないで話をしてくれる。
オーストラリアからという隣の若いカップルは、スペインを回ってきたと言う。
「青い空がとても綺麗でした。行ったほうがいいですよ、スペイン!」
いつか行ってみたいな、と思う。
昨日は寒かった、という話になって「いつもこんな寒いのですか」と聞いたら「たまたま今だけだね。
いつもは青空だし、ドイツの雨はすぐにあがるんですよ」とおじいさん。「夏はいつも明るくて暖かいんだ」
私達が滞在したときは、珍しく天気が悪かったのね。
さて、朝食の食後にこんなかわいいデザートが配られました。
でもこれね…
たっぷりお酒が入ったデザートでした!
奥にいたアメリカからの、少し歳のいった夫婦の奥さんの方が、しきりに「これ美味しいわぁ」と親指を立ててナイスポーズ作ってました。
さて、長くなりました。
次は、決死の覚悟で登った ( また!? ) インスタ映えするスポットのことを書きます。
( 日本を含め世界の観光地が、また人々で賑わうようになるといいな )
最後まで読んでくださってありがとうございました。
それではまた!