こんにちは。フィーニィです。
イギリス二泊めは、バイブリーコート・ホテル。
( 2014 年、夏の旅行です)
17世紀、貴族のサー・トーマス・サックヴィルの邸宅だったこの建物は、元はベネディクト派の修道院だったそう。
どうりで、階段もまっすぐではなくて迷路のように入り組んだ作り。
チェックインして部屋に案内されたけれど、廊下を曲がる毎に不安になり、家族で目くばせをして「いま曲がったとこ覚えといて」と合図をしながら進みました。
気さくな女性スタッフが、大サイズのスーツケースを運びながら、エレベーターなしの複雑な階段をいくつも上がり、大きなエキストラベッドも笑顔で作って「何でも言ってくださいね」と言って笑顔で去っていきました。
あっぱれ!
このホテルを検索すると必ずといっていいほど出てくる写真、ピカピカのバスタブがある部屋。眺めが良くて広いという人気の部屋です。
その Grand Room を予約して、唯一心配だったのが
まさか、お風呂はこれだけじゃないよね?
という不安。
ハリウッドじゃあるまいし、他の人間がくつろいでるその脇で ( 確かに広い部屋だけど ) バスタブに浸かる、なんて…ね。
メールで問い合わせて「もちろんシャワールームあります」の返事は受けたものの、実際に見るまで気にかかっていましたが
ちゃんとありました!広くてピカピカの、シャワールーム。
アメニティは英国王室御用達のブランド、 MOLTON BROWN !( モルトン・ブラウン)
綺麗に折りたたまれたタオルと一緒に窓辺に置かれていました。 外は輝かしいばかりの緑 。
香りも、使い心地も良かった。
領地はとてつもなく広い。建物を背に、前方は見渡す限りの芝生。右手には小川や橋もある森。
建物沿いに植えられた花々の色味は、石の壁によく映えていた。
「秘密の庭」のような、緑のゲートをくぐるしつらえもあって、様々なタイプのガーデンがありそうでした。
下の写真は、小川に続く道にあった小さな門。
小川の先の古い橋が、プーさんの100エーカーの森にありそうな、とてもイギリスらしい雰囲気でした。
建物内は、床も壁も石。
ドアではなく上部が円形の通り抜けになっているところなどに、修道院であった名残を感じます
夕食の写真は前回のせたので、朝食を。
そうそう、夕食ではきちんとした服装が必要かと思って、主人はジャケットを、私はワンピースを着てテーブルにつきましたが、もう一組の家族がとてもラフな格好だったので、朝食はのんびりした服にしました。
ここでもシイタケのようなものがでて、あまりに美味しかったので聞いてみる。
” This mushroom is really good. What kind of mushroom is it? “
” Thank you very much. Maybe it’s … well, let me go and ask the cook. “
戻ってきて、 ” It’s field mushroom, madam.”
field mushroom ( ハラタケ)
美味しい!日本人に合う味
それぞれ、メニューから卵料理と付け合わせを選ぶスタイルで、エッグベネディクトのソースも美味しかったです。
そのほかにフルーツなどのテーブルが遠くにあって、瓶に入ったヨーグルトがとても美味しくていくつかいただきました。
朝食を食べた部屋は、元は library だったのでしょう。作り付けの本棚が床の位置から頭の上まであって、これもまた素敵でした。クッションも渋め。
背の高い、黒服のウエイターが時おり来るだけの、静かで美味しくて、豪華な朝食でした。 毎日こんなだったら、血圧も下がりそう。
バスルームからは広大な芝生が、部屋からは向いの棟が見えます。
とても、シック。
食事の後は、またアーリントンロゥへ歩いて行ってみる。途中、教会の鐘が静かに鳴っていた。
Arlongton Row は14世紀に建てられた石造りの住宅が並ぶ一区画。ドアも小さく、二階建てなのに低い。絵本やナーサリーライムに描かれている生活が、ここにあったのだろうと思う。
坂を上りきると、小さな草むらで牛が休んでいた。
とってものんびりしている。聞こえるのは近くの小川のせせらぎくらい。
誰も住んでなかったりしてね。なんて話してたら、きっと住人だろう、長靴姿でバケツを持った若い男性とすれ違う。
にっこりと会釈をしてくれる。人はちゃんと住んでます。
美しい水辺のスワンホテル付近。
トラウト・ファームのショップでは、ウィリアムモリスのデザインのコースターなど手頃な価格の雑貨を売っていて、1000円くらいの綺麗な指輪を買いました。
さて、後ろ髪を引かれながらチェックアウト。
” Please come back soon. Christmas season is the best. You must see.”
行きたい。心から…
さて、寂しさと次の立ち寄り地への期待を胸に、また車で走ります。
次は Bourton on the Water へ。
無人だけれど有料の広大な駐車場。こんな機器が立ってます。
涼し気な並木の間を流れる川の岸辺に、雑貨店やレストランが立ち並ぶ美しい街。
人がたくさんいて活気があります。
ワイワイ買い物をした後、人混みの中カフェのテーブルにつき、ほっと一息。
イギリスは食べ物が不味いなんて言葉は当てはまらない!と思ってたのに、とうとう当たってしまいました。
あまり、美味しくないキッシュ。いまひとつなサラダ。
ま、そういうこともあるよね!
とりあえず、街は美しく楽しかったので笑顔。
次は、これまた楽しみにしている、オックスフォード。
緑の多い景色がだんだんと建物の多い街になり、でこぼこ道が舗装された道路になり、信号もでてきた。
ついに赤いバスにも遭遇です。
Oxford では、またハリーポッターの撮影地である、ボドリアン図書館にも行きます。
ではまた、See you !
Bye for now!