こんにちは。昨日に続いてドイツ旅行の思い出です。
ツアーでなく、個人旅行でノイシュバンシュタイン城へ行く場合は、最後まで気を抜いてはいけませんよ。
集合時間には気をつけましょう。あわや入城できなくなるところだった体験談です。
今日、東京都では非常事態宣言が出されようとしていますね。ドイツのお城の手前であたふたしていたことも、遠い夢のようです。
また旅行ができる日を楽しみにして、今日もドイツの思い出を。
お城への経路やミュンヘン駅、ホテル、ノイスバンシュタイン城の感想なども書きます。
それでは今日も一緒に、遠い異国のお城へと心を飛ばしましょう。
ノイシュバンシュタイン城チケットは web で予約できます
ノイシュヴァンシュタイン城へは、日本からweb予約をしておけます。
オーディオガイドは日本語も選べますよ。
クレジットカードの情報を入力しますが、決済はチケットセンターで発券される時です。
予約なしでチケットセンターに行くと、繁忙期には何時間も待つことになりますので、予約しておくのがおすすめです。
予約から入城への流れは
・ネットで日本から予約
( 予約票を印刷する )
・現地のチケットセンターで発券
( 印刷した予約票を、指定時間内にチケットと引き換え)
・設定時間内に入城
今はお城へのツアーは中止です
チケットの予約はこちらのページからできます。しかし今、そのページを見ると「コロナウィルスのためお城はクローズしています」と書かれています。
https://www.hohenschwangau.de/1302.html
Ticket service Hohenschwangau
世界中の観光地が同じでしょうね。またお客さんで賑わうセンターに早く戻れるよう願っています。
「混んでいて大変でした!」というのは平和なことなのですね。
素敵な写真が満載で、見ていると懐かしいやら寂しいやらで切なくなってしまった。
個人旅行でミュンヘンからお城への経路
ミュンヘンからノイスバンシュタイン城までの行き方。
ミュンヘン駅
↓ 電車 DB Bahn
フュッセン駅
↓ 直通バス
ホーエンシュバンガウ
( チケットセンター )
↓ 直通バス
終点 (マリエン橋近く)
↓ 徒歩 15分
ノイスバンシュタイン城
このような経路。
ミュンヘンからフュッセンへの電車はドイツ鉄道 DB を使います。こちらのページでは、出発駅と到着駅を入力すると時間などが調べられます。
DB train tickets
https://www.bahn.com/en/view/index.shtml
とても見やすい。切符はここで買わなくても、ミュンヘン駅で購入できます。
ミュンヘン駅の表示は「munchen Hbf 」
私達は「バイエルンチケット」を買いました。
1日有効のバイエルン周遊チケット。バイエルン地方の電車、バスなどが乗り放題で、使い方によっては割安です。
日にち指定で買えるので、前日に駅の切符自販機で購入しました。
バイエルンチケットの詳細はこちら
https://www.bayern.jp/bayern-ticket-bavaria-ticket
ミュンヘン駅の案内センターは親切
私達は、日本でドイツ鉄道( DB ) の時刻表を調べて案を2つ作り、その上でミュンヘン駅のインフォメーションで確認してみました。
それはドイツに到着した夜、8時頃。
日本時間にすると朝の3時!
それでもしゃっきり元気だったのは、海外旅行という魔法にかかっていたからね。
駅インフォメーションの方は親切で
ノイシュヴァンシュタイン城へ行くお客さんには慣れっこのご様子。
「明日、フュッセンに行きたいのだ」と言うと、大体の時間を聞いて
OK, I’m going to give you the time-table. とすぐに印刷してくれました。
「余裕を見るならこっち。こっちでも間に合うけどね」
「こっちなら、ホームは 30 。これなら 32番ホーム」と教えてくれる。
見ると提示してくれた電車が、私達が事前に調べていたのと同じ。
「ドイツっていいな。なんか気が合うよね」と主人。
こういう「書いてあったことが実際に機能している」などのちょっとしたことが、ドイツはしっかりしているような気がします。
そしてドイツの観光地は英語が通じます。
サンドイッチを買ってホテルに戻ると、安心したのか、急に眠くなってしまいました。
ノイシュバンシュタイン城へのアクセスが良い Eden ホテル
ノイシュバンシュタイン城へは、ミュンヘンから電車で行きますが、そのミュンヘン駅のすぐ近くにある Eden Hotel Wolf は良かった。
まずアクセスがいい。駅を出て道を渡ったところにあります。
スーツケースを引いていても、歩いてすぐなので楽です。
清潔でシックなフロント。
部屋とバスルームも広くて綺麗。それにこのアクセスですから快適に過ごせます。
フロントスタッフも親切で、ドイツ語を少し教わりました。
ここの朝食は美味しい。サービスもよくて気持ちよかった。
ハム、ソーセージ、お豆にサーモン。チーズも何種類か揃っていました。
パンもどれも美味しくて、大満足の朝食。
準備万端で当日を迎えたはずが
ノイスバンシュタイン城へ、個人旅行で行くためにここまで準備したのは
・ネットでチケットを予約
・DB鉄道の時刻表を調べ
・駅でホームなど下調べ
・バイエルンチケットを購入
おまけに行った方々のブログなども拝見し「もうそこそこ道順もわかるね」くらいの気分でした。
フュッセンからのバスもわかりやすく、アクセスも良かった。
ホーエンシュヴァンガウのチケットセンター付近は牧歌的な雰囲気で楽しい。
パンフレットの裏には地図です。ドイツ語ですが、マリエン橋、ノイスバンシュタイン城などがわかります。
バスは折り返し運行しています。夏の混雑期でしたが、待ったのは 15分くらい。
( 季節によって違うかもしれません )
ノイシュバンシュタイン城での集合時間に気をつけて
直通バスを降り、前回の記事で紹介した、少々怖い「マリエン橋」を楽しんだ後、もうあとはノイシュバンシュタイン城に入るだけ…
というところで、ドッキリする事態が判明。
「お城への入城時間がギリギリだよ」という主人。
走りだしました。
途中、これだけは撮ったけれどね。
5分過ぎただけでもダメです
お城へ入るには、無人の改札機を通ります。
チケットには、集合時間と ( 入城時間というのが正しいかな 、Entry time ) ツアー番号が書かれています。
電光掲示板に番号が表示されるので、自分のチケットにある番号が出たらゲートを通れる仕組み。
ついたときには、私達の番号が過ぎてしまったところでした。
「大丈夫かもね」と入ろうとしたのですが
「STOP」の文字とともにロックがかかり、ゲートが閉まりました( ;∀;)。
ダメですよ、たとえ 5分の遅刻でも。
さすがドイツ!几帳面!
なんて言ってる場合ではなく、家族であとずさり…
時間変更をしてくださいました
待ち合い広場は無人なので茫然としましたが、見回すと奥にセキュリティ室を見つけたので、文字通りダッシュで駆け込み、
藁をもつかむ気持ちで謝りながら、時間変更をお願いしたら、変更してくださいました!
時間を書き換えてくれ、Security Enter に連絡をしてくれて、入城することができました。
とても迷惑をかけてしまいました。反省しています。
まとめ: 入城するまで気を抜いてはいけない
個人旅行でノイシュヴァンシュタイン城へ行くなら、お城に入るまで気を抜いてはいけない。集合時間に遅れてはいけませんね。
準備が整うと終わった気がしてしまうけど。だいじなのはそこからだものね。
みなさんもお気をつけください。
さて、ノイスバンシュタイン城。
行く価値あります! 人数調整されているので、ガイドについてゆっくり見ることができます。
ガイドは英語ですが、日本語のイアホンを貸してくれます。
日本語音声ガイドの説明と感想
日本語の音声ガイドで聞いた、ルートヴィヒ 2世とお城のストーリー。
1864 年
ルートヴィヒ 2世 19才で即位
政治に関心がなく、中世の騎士やオペラ、伝説の世界に心酔していた彼は、その情熱をお城の建築に注ぎます。
1869年 建築に着工
1881年 本館が完成し、内装が進む
1884年 ルートヴィヒ 2世 入城
1886年 王位剥奪 水死
フランスのベルサイユ宮殿とは違う何かが、ここにはありました。
山の上に建っているからかな。
ひんやりとした空気が流れています。
寝室の深いロイヤルブルーにトリスタンとイゾルテの絵。
居間に描かれた、オペラの伝説の絵。白鳥。
王だけのための階段には、ナツメヤシの柱と天井に広がる星。
何か、壮大な子供部屋のような気がしました。
そして有名な「洞窟 ( Grotte ) 」は、思ったより小さかったけれど、入るとヒヤっとして、水の音さえ聞こえてきそうなくらい。
青と赤の照明も、当時としては画期的だったそうです。でしょうね!
冷たく、ちらちらする色が反射して、” Wow! ” の声がそこかしこから聞こえました。
最後の「歌人の間」の壁も、オペラの題材になった伝説の絵で覆われています。ここでオペラを上演したかったろうな。
600本のろうそくは、一度も灯されることはなかった、ということです。
さて、長くなってしまいました。最後まで読んでくださってありがとうございます。
また英語の記事の合間に、ドイツの記事をあげたいと思います。
イギリスの記事もあります↓↓
それではまた、ごきげんよう。