こんにちは。フィーニィです。
イギリス旅行の思い出と写真です。ハリーポッターのロケ地として知られるレイコックは、静かで美しい村。
角が丸くなった石や煉瓦。くっつきあった古い建物は、どこかしら傾いでいるようで、カメラを持つ手を調整したくなるくらい。
大木の落とす影の中の水たまりと、尖った塔。本当に、全てが映画のセットのようでした。
住人たちの多くは、この村を気に入って移り住んできた人々だとか。それも高倍率を勝ち抜いて、やっと住めるくらいの人気だそうです。
そんなことは微塵も感じさせないほど、静かですけれどね。
では、レイコック村へ!
レンタカーでヒースローからレイコック
Avis レンタカーを借りて、ヒースローからレイコック村へ運転していきました。
Avis の店舗には、空港で待機していた小さなバスで移動。
「最初の行先を入力しておくますよ。レイコック?それはいいね、うちの事務員にレイコック出身の子がいるよ」とナビの設定をしてくれる係員さん。
(ちょうど通りかかった彼女に 「この人たちレイコック行くんだって」
「ええ!? 何にもないところよ」
「そんなことないよ、いいとこだって」
なんて会話をしながら入力してくれる。
「ハリーポッターで有名ですよね? 撮影で使われた村ですよね?」
と言ってみても彼女は
「ああ、そうね」くらい。
それでもおじさんに促されて「美しいところです」と言ってくれる。
ああ、良かった。
最後は二人で「良い旅を」と手を振ってくれる。
車はがっちりしたプジョー。巨大なスーツケースを3つ乗せ、店舗を出てすぐの高速道路 ( M4 ) 経由で出発!
都会から田舎方面へ向かう道なので、だんだんと景色が牧歌的になっていく。
緑の草原で羊がのんびり草を食む風景や、ヨーロッパらしい木々の間を走る。
食事の美味しいホテル The Red Lion
信号のない交差点 Round about にもすっかり慣れた頃、レイコックに到着。
いっきに15世紀に遡れる村です。
ホテルは ” The Red Lion ” ( 映画: 「高慢と偏見」に使われた )
( かなり ) 歴史ある建物で、幅の広い木の階段を上り、ぎしぎし言う廊下を抜け「名探偵ポワロ」に出てくるようなイギリスの田舎らしい部屋に入ると、
床はしっかり傾いていました…
それでも、掃除は行き届きベッドも綺麗。
コーヒーサービスのセットも清潔で新しい。何より、トイレとシャワールームが改装されたばかりなのか、ピカピカでした。
窓からは虹が見えたし、少し床は傾いていても素敵なホテル。
到着したのは日本時間では夜中だったけれど、無理やり夕飯を食べる。
目が閉じそうなくらい眠い。スタッフがフレンドリーでハリポタの撮影のことなどを話してくれる。
こちらは朝食です。
キノコは field mashroom ( ハラタケ )。 柔らかくてとっても美味でした。
ハムとお豆も自然の味で濃い。野菜はレイコック村の野菜畑で栽培しているので新鮮なのだそうです。歩いていける距離にあって見ることができます。リンゴも実を付けていました。
これだけでも Big breakfast ですが、このほかにフルーツとヨーグルトなどのテーブルもあってたっぷりです!
時差のせいで朝早く起きてしまい、朝食前に散歩に出てみました。
八月だというのに 外は寒いくらいで、すれ違った郵便局員さんは、ブーツにジャンパーに厚いズボン姿。
” It’s so cold , isn’t it? ” と声をかけてみると
” Yes, it was warm few days ago but it got colder.” と。
急に寒くなったとはいえ、イギリスの朝は8月でも肌寒いです。
ハリポタのロケ地として有名な村
さて、この Lacock village はハリーポッターの映画の撮影地として有名です!
村そのものが静かで美しいので、行ってみる価値がある場所だと思いますが、ハリポタファンには価値あるどころか、興奮して浮足立ってしまうほどです。
まずは、散歩中に見つけた
スラグホーン先生のおうち
そして、いたるところで撮影に使われた ( ホテルの方が教えてくれました。「どうやってかわからないけど、左右を逆にして使ってるのよ」 ) 道。
奥の塔は St Cyriac Church 。ハリーの両親のお墓があるという墓地が隣にあります。15世紀の建物で、吹く風にも重みがあるような雰囲気。
ハリーの生家としてモデルになった家も歩いて行けます。
もちろん実際の生活があるので、車が通ったりお土産屋さんもあります。
しかしずっと変わらずにこの村であり続けた何かが、言いようのない強さでしっかりとこの空気を守っている感じがします。
この村ではずせないのが、レイコック アビー
建物を含む全ての空気を気に入ってしまう。
中の廊下は映画で使われた場所です。こんなところで撮影できるなんて懐が深い。
他にクィレル先生のクラスの窯、回廊の外はフクロウを飛ばしたりするシーンで使われた中庭です。芝の緑と建物の黄みがかった石の色が、日に照らさせて美しかった。
ハリーたちが、マントを翻しながら出てきそう。それぞれのマフラーをしてね。
ハリーポッターの撮影地でなければ訪れなかったかもしれない、イギリスの小さな村。赤い電話ボックスがひとつ、パン屋さんがひとつ、郵便局兼雑貨店がひとつ。
どれも愛らしくて本物です。行って良かった。
ホテルのすぐ近くに、村の公営駐車場があって、昼間にはスイーツの屋台カーが出てました。あんなに朝食を食べてなかったら、何か買ってるとこでした。
最後まで読んでくださってありがとうございます
次はカッスル・クームを経由してバイブリーへ向かいます。
オックスフォードの図書館と、ハリポタスタジオツアーの記事もあります。
読んでくださってありがとうございました。
それではまた!