Hi! How are you doing? Halloween is almost here! Are you ready?
ハロウィンに英語の絵本を開いてみませんか。読むだけでなく、置いておくだけでひとあじ違う演出もできる、素敵なハロウィン絵本を紹介します。
英語らしい言いまわしと展開は絵本の醍醐味。 もとはケルト族の宗教的文化である ハロウィンです。仮装だけでなく、その空気に浸ってみるのはいかがですか?
今回は全く個人的な、私の好きなハロウィン絵本です。Guess what coming!
FROGGY’S HALLOWEEN
夜の空の色が、怪しくてかっこいい
この本の表紙が大好き。群青色にグレーを混ぜたような、怪しい空の色が特に。題字のオレンジも深みがあって、日本のハロウィングッズとは違う雰囲気がでます。
裏表紙もとってもお洒落。毎年10月になったら「そこらへん」に置いています。
英語らしい表現 / supposed とkindly
FROOGY はアメリカの小学生の設定なので、シリーズ全体にアメリカらしい雰囲気が溢れています。
お母さんのセリフにある supposed
” Halloween’s not till next week! You’re supposed to be doing your homework, dear!”
「ハロウィンは来週までこないわよ。あなたは宿題をしなくちゃね、坊や!」
be supposed to do
~することになっている
「そうすることが期待されている」というような意味で、よく使われます。
先生の セリフにある kindly
” Kindly keep your mind on your work, dear.”
「どうぞお勉強に集中してください」
kindly は「すみませんが」、「どうぞ」という丁寧な表現ですが、少々おしつけがましいところがあるので、年上には使いません。まさに、先生が生徒に使う言葉なのです。
また、FROOGY はカボチャをくり抜きながら “Trick or treat. ” の続きを作って口ずさみますが…笑っちゃう内容です。
読み進める気持ちをもてる
” FROGGY ” シリーズは文の量が多いので、小さなお子さんには難しい。それでもリズムが良くて、どんどん読めます。ひとつひとつの文はシンプルなのです。
単語もハロウィンもので楽しいので、読みすすめる気持ちを維持できます。気が付けば、一冊読めた!となれば、大きな自信になります。
また学校でよくテストに出る「助動詞と一緒に使う be動詞」も何度も出ます
What should I be for Halloween?
( ハロウィンには何になるべきかな ) の be を抜かさないようになります。
長文読解に必須の at last や especially なども出てきます。
アメリカの雰囲気が漂う、たくさん学べる本なのです。
- 作者: Jonathan London,Frank Remkiewicz
- 出版社/メーカー: Puffin Books
- 発売日: 2001/08/01
- メディア: ペーパーバック
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Clifford’s FIRST HALLOWEEN
おなじみの大きな赤いクリフォード。
シーツでお化け屋敷コーナーを作ったり、中で怖いお話をしたり、アメリカの、おうちでのハロウィンの様子が描かれています。
ティシュを被ったクリフォードがとんでもなく可愛い。骨で一杯になったキャンディバッグを引っ張っちゃって。
Clifford’s First Halloween (Clifford Board Books)
- 作者: Norman Bridwell
- 出版社/メーカー: Cartwheel Books
- 発売日: 2010/07/01
- メディア: ボードブック
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英検4級の準備にもなる
英検4級を目指す頃なら、以下の項目をターゲットにできます。
不定詞の want to ~ ( ~したい)
While S+V ( S が V するあいだ )
both ( 両方 )
「~の時」の When の使い方
これらの他
had to ~しなければならなかった
It was time to 動詞 ~する時間でした
It was time for 名詞 ~の時間でした
Now や then の使い方
おおざっぱに注目しておくと、学校や試験でも役に立ちます。
「ほらクリフォードに、あったね」とね。この本なら確認したくなります。
単語もハロウィンならではです。例えば
dim the lights 明りをぼんやりさせる
haunted お化けがとりついた
wriggling ごにょごにょする
何年か前に大学入試で wriggle が出たことがありますね!
最初は文法など気にしないで
全ての絵本について言えますが、最初は文法など気にせず、好きなように見ればいい。文を見なくたっていい。日本語で話しながらでもOK。最初はみんなそうです。
絵がかわいいので、いつか読める日を夢見て ( お母さんが読んでもいいですよね! ) たなに飾っておくだけでも素敵です。
クリフォードを参考にした記事がありますので、貼り付けます。お時間のあるときにどうぞご覧ください。
SPOOKY RIDDLES ( なぞなぞ本 )
こちらも絵の雰囲気が大好きな本。「ことば遊びのなぞなぞ」です。文は短いけれど「なぞなぞ」なので、ページをめくる前に考える楽しみがあります。
ただ、つづりや音をかけているので、英語歴の短いお子さんにはこの本のなぞなぞは難しいかもしれません。
それでも私がこの本を読むのは、こんな「なぞなぞ」ができたら子供達も嬉しいだろうと思うから。そして絵がとっても好きだから。
さまざまな疑問文に慣れる
なぞを解くのが難しくても、視点を変えて、疑問文に着目することで子どもの気持ちをつなぎとめることができます。子どもたちが知ってる、いろいろな種類の疑問文がハロウィンバージョンででてきます!
疑問文の並びをもう一度確認できるので、英検の二次面接の練習にもぴったりです。
なぞなぞは、分かりやすいところを先にみましょう。例えば
遊園地でお化け ( ghosts ) が一番好きなのりものは何?
— スケアリーゴーランドとローラーゴースター
( メリーコーラウンドとローラーコースター) のもじり
お化けが夕食に来るのは何時?
— 逃げる時
うんうん、と頷いて笑えるページがたくさんあります。
中には答えを見ても「なんで?」というようなものもあります。それでも読んで理解したときの満足度は大きい。
もう可愛いハロウィン本は飽きた、という小学高学年や中学生向き。大人も楽しめます。
Spooky Riddles (Beginner Series)
- 作者: Marc Brown
- 出版社/メーカー: HarperCollins Children’s Books
- 発売日: 1984/04/05
- メディア: ペーパーバック
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Where Is My Broom?
家具、部屋、位置、数、色などが練習できる初級者向け。絵の力で子どもと一緒に読めるようになっています。ストーリーはさして面白くはないのですが、分かりやすいので読んだ後が楽しめます。
家具に目がついていたりして、子ども心をくすぐります。 「箱に変な字が書いてあった」なんて見つける子も。
子どもの注意力は素晴らしいですね。
三単現にも注目できる
主語が She で、現在形で書かれているので三単現に注目できます。
絵本は過去形で書かれることが多いので、三単現を使っているのは珍しい。しかもハロウィン! 使わない手はないと思います。
Where Is My Broom?(ALL ABOARD READING) (All Aboard Reading. Picture Reader)
- 作者: Margaret A. Hartelius
- 出版社/メーカー: GROSSET&DUNLAP
- 発売日: 2018/09/05
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What Is Halloween?
幼児向けのフラップブック。「ハロウィンってなぁに?」の質問にお父さん、お母さんが応えてくれます。
衣装に着替えて、カボチャをくり抜き、「お菓子まわり」に行きます。最後のサプライズもかわいらしくて、まさに幼児向け。安心です。
「変装したもの」や「もらったもの」に焦点をあてる他、Trick or treat. の言葉も何度も出てくるので、繰り返し言うことができる。
What Is Halloween? (Lift-The-Flap Story)
- 作者: Harriet Ziefert,Claire Schumacher
- 出版社/メーカー: Festival
- 発売日: 1992/09/01
- メディア: ペーパーバック
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英語レベルが高ければ、something good to eat のような不定詞にも注目できます。長く読める本です。表紙のオレンジが綺麗なので飾ってもいい、お気に入りの本です。
扱った記事がありますので、貼り付けてみます。お時間のあるときに。
ハロウィン用のちょっと怖いお菓子の記事もあります
最後まで読んでくださって、ほんとうにありがとうございます。
Have a happy Halloween!!
See you soon!