こんにちは。休日なので英語ではなくて、今日は庭木のお話し。
生垣のマサキの強剪定( 切り戻し ) をしました。
強剪定は二~三年前から試しています。きっかけはマサキの下葉が落ちてしまって、生垣なのにスカスカな状態になってしまったから。
今ではフサフサになった木もありますので、誰かの参考になるといいなと思ってご紹介します。
いったい、マサキの切り戻しなんて誰が調べるんだ?…っていう現実はおいといて。
まずはこれが、今日 ( 2月の終わり ) 切ったマサキ。ちょっと切りすぎたかな…
この写真のマサキの、一年後の様子の記事もあります↓↓
マサキの切り戻しに挑戦するまで
うちには私の手に負えない高木があって、何年かに一度職人さんに剪定してもらっています。手の届く高さの木は全部、私が切る。
木の剪定って、けっこうお金がかかるのだ。
それに、木にはそれぞれ剪定時期というのがあって、来てもらったついでに全部やってもらう、というわけにはいかない。
いつも庭の木が綺麗に整っているのって、すごくお金がかかっているんだろうな、と思う。うちの場合は、必要なのは私の体力。
なので、たまに来てもらったときにはいろいろ聞く。特に自分で剪定するマサキについて。
仕事が済んだ後に引き留めるのは悪いので、ちょっと手を休めた頃を見計らう。
「こんなにハラハラと下の葉が落ちてしまって、どうしたらいいんでしょう」
「あぁ」とマサキを見て「なるんですよねぇ」と頷く職人さん。「木はみんなそうですけど、上へ上へと伸びますから」
「どうすれば落ちないんですか」
「下の葉は特に大切にしてあげるといいんです」
特に大切に!?
よく褒めるとか?
「こまめに剪定して空気が通るようにしたり、葉をすいて陽が当たるようにしてあげるといいんですよ」
「ああ」
こまめに、ね。
「じゃ、こうなっても陽が当たれば、また葉が出でくるんですか」
「いや、それはないです」
ない?
「もう生えない」
「もうはえません」
きっぱり。
特に、細い枝がポロポロと落ちて、そこに小さな丸い穴が見えるような状態だと、そのあたりに新しい葉がでてくることはないそうです。
じゃあ、どうしたら?と聞くと「あとは強めに切り戻す、という方法がありますねぇ」ということ。「まぁ、生えてくるはずです」
え~。そんなあいまいな…
「切るとしたらいつ頃ですか」
「新芽が動き出す前の3月頃です」
うーん、どうしようかなぁ。
そんなやりとりを、何人かの職人さんと交わしていたある年、ちょっとばかり年季の入った職人さんがこう言いました。
「奥さん、マサキはね、丈夫だから。切っちゃっても平気だよ」
そうですか?
「ここはまぁまぁ日も当たるし、大丈夫だよ」
大丈夫?!
というわけで、そこからまた何年か悩んだけれど、おととし、初めて強剪定をしてみました。
葉が増えた木、なかなか増えない木とあります。失敗も繰り返しながら、本日 2月の終わりに、強く切り戻しをした木があるので、写真を載せた次第です。
( 2ヶ月後や、秋の剪定、一年後の様子などの記事もあります )
マサキの剪定時期
通常の剪定は、年二回。6月頃と10月頃。
真夏は控える。と教わりました。
東京だと6月はもうかなり暑いので、私は5月の終わりくらいに剪定しています。
成長が早いので放置するとどんどん伸びていきます。
こんなふうに剪定しています
植えた頃は伸びるのが嬉しいものですが、きちんと刈っていくことで、逆に樹勢を保つことになるそうです。
とくに上にひょろんと伸びた枝は、切った方がいい。
ついつい「もっと伸びてね」と見守ってしまいますが、そうではなくて、パッチンと切った方が、横への枝の成長を促すようです。
横や手前にでっぱりすぎた枝も切ります。
私はまず、目立ってすっと伸びたものを切ります。それから全体的に新しく伸びた葉を1節か2節切っています。
全てをするのはとても大変ですが、できるだけ。
そうするとそこから新芽が出て、とても綺麗なのです。
春の始めは、こんなふうになります。
大切なのは風通しと日当たり
マサキは比較的、日陰に強い木ですけれど、日当たりは大事。
風通しも同じくらい大切だそうです。生垣なので密集させたいところですが、弱った枝や痛んだ葉、病気になった葉は切り落として、全体にすっきりさせるといい、と。
そうやって整理すると、葉に日光があたって、元気になっていくように見えますよ。
二年前に切り戻しした枝、今の様子
参考に、二年前に強剪定した枝の写真。150センチくらいあった丈を半分まで切り詰めました。
真ん中あたりにある、切った跡が見えるでしょうか。もう固くなっていますが、その下から葉が出てきました。
今ではフサフサとしています。
全く葉がない状態だったのがここまで生えて、とても嬉しい。
二月なので葉が古くて色が濃いけれど、春には新芽が多くなって綺麗な黄緑色になるはずです。( これは斑の入ったタイプです。)
ここも、六月に枝を整理した方がいいだろうと思っているところ。
こまめに切って、横芽を出してやりたい。
強い切り戻しについては、一度に何本もすると、見たかんじがあまりに寂しくなるので、隣の木とのかねあいを見ながら、試してきました。
早い木では1年くらいで新しい枝が増えました。遅いものでは2年たっても細い枝がチョロチョロ、という木もあります。
もともとの樹勢や、植わっている場所にもよると感じます。
それでも日当たり、風とおし、そして粘り強いケアを続けることで、3年目に元気のいい葉が出てきた木もあります。
マサキの剪定、まとめ
年に2回 ( 6月、10月 ) 伸びすぎたところを剪定をして
風通し、日当たりを確保すること。
これで病気にもなりにくいそうです。
成長の早い木なので、強めに剪定しても大丈夫。
切り戻しは新芽が出る前の 3月頃が適している。
* 初めは職人さんに相談することをおすすめします。
* 今年は暖かいので早めにしてみました。
マサキは年数が経つとどうしても下の葉が落ちていくようですが、きちんと剪定をして、木を元気に保つことは大切です。
最新のマサキ ( 2021年6月 ) 下から葉がフサフサと生えてきた様子はこちらです↓↓
マサキの秋の剪定の記事もあります↓↓
剪定を英語で ( おまけ )
剪定をする、は prune
果物のプルーンと、綴りも発音も同じ。
プルーンは名詞ですが「剪定するは」動詞なので、こんな風に使います。
I think I have to prune extra leaves from the tree.
読んでくださってありがとうございます。
他の記事を貼らせていただいて終わりにします。
葉牡丹ガーデンルビーを挿し芽で増やした記事です↓↓
トマト苗のことを書いた日記の記事です↓↓
バラの写真を載せた記事。↓↓
インスタで気楽で楽しい英語を取り入れています。素敵な風景やお花のインスタを紹介している記事です。↓↓
それでは、また。See you!